モリッシーは、ザ・スミスの『クイーン・イズ・デッド』の発売から30周年を記念して、アイテムを再発することをワーナー・ミュージックが拒否していると主張している。
同作が今年6月に30周年の節目を迎えるにあたり、バンドのフロントマンであったモリッシーは、この機会を記念してアルバムのタイトル・トラックをシングルとして再発したいという。
音楽サイト「ファクト」によれば、モリッシーのファン・サイト「トゥルー・トゥ・ユー」でモリッシーはレーベル側が興味を示さなかったとしている。「ワーナーUKやサイアーUSが『クイーン・イズ・デッド』や『ミート・イズ・マーダー』のアニバーサリーを祝福することができないというのが残念だよ。きっとどこかのレコード・レーベルの上層部は、安っぽい大英帝国勲章でも狙っているんじゃないか。それで、おそらく他の人間については単に取り換え可能だろうからな」
モリッシーは次のように続けている。「いつも通り、体制側の枯れた芝生どもに無視されなきゃザ・スミスらしくないよな。6月の第1週目に“The Queen Is Dead”のスペシャル・シングルをリリースできるようワーナーUKに強く要請したのだけれど……超えがたい壁だったんだ」
モリッシーは「動物の社会的公正のための緊急基金」のための抗議として5月の最終週にシングルをチャートインさせることをファンに呼びかけている。
「恥を忍んで、厚かましいお願いをしたい。99セントないしは99ペンスでいい、5月の最終週に楽曲“The Queen Is Dead”を購入してほしい。そうすれば、UKトップ100に入って、皆の耳に届く可能性がある。俺たちがまだ健在で、コート掛けに掛かっているキツネの毛皮のことを忘れちゃいないってことを知らしめるんだ」とモリッシーは綴っている。
「既に協力してもらっている以上のものをお願いして申し訳ない。でも、こんなバカけた時代には、できることをやるしかないんだ。僕には頼むことしかできないんだよ」
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