ホールの元ベーシストであるメリッサ・オフ・ダ・マーが、バンドの再結成の可能性について語っており、その中でコートニー・ラヴについては「一世代に一人現れるかどうかの芸術品」と評価している。
メリッサ・オフ・ダ・マーは1994年から1999年までホールでベースを担当しており、スマッシング・パンプキンズ加入のためにバンドを脱退し、その後ソロとしての活動に乗り出している。
メリッサ・オフ・ダ・マー、コートニー・ラヴ、ギタリストのエリック・アーランドソンとドラマーのパティ・シュメルという”クラシック・ラインナップ”でのホール再結成について数年前から話題になっていることを受けて、メリッサ・オフ・ダ・マーは自身がバンドに再加入する心境について音楽ウェブサイト「ブラスト・エコー」に語っている。
メリッサ・オフ・ダ・マーは、これまでのアーカイヴを切り崩して、一連のレアなアルバムをリリースするためなら、ホールの再結成には乗り気だという。
さらに彼女は「コートニーは一世代に一人現れるかどうかの芸術品」と語っていると伝えられている。「彼女は本当にとてつもないほど素晴らしいの。それに、そうね、彼女の巻き起こすドラマによってバンドとしての力が影を潜めてしまうこともあるわ。バンドとしての力、これまでのアルバム、コートニーのパフォーマンス能力、私たちはそのすべてをどこででもテープに収めてきたの。私たちにはそういったものがあるし、一つのところに残しておきたいのよ」
「私は、その噂を支持するし、これまでの素晴らしいアーカイヴにそれを加えたいとも思うわ」と彼女は続けている。「とはいえ、お金のためにたくさんのフェスティバルで演奏するということじゃないの。もし、これまでのアルバムのことや輝かしい過去のことについて話したいのであれば、そのことについては、私は喜んで話し合うわ」
さらにメリッサ・オフ・ダ・マーは、バンドをそうした音源を世に送り出すことは誇らしいと語っていて「そのことはお祝いしたいし、いくつか回のショウで演奏したいわ。私は、私たちが始めたことを終わりにしたいだけなの。私の中でも未解決のままだから」と続けている。
しかし、メリッサ・オフ・ダ・マーは、コートニー・ラヴはホールで新しい曲を作ることにより乗り気なのだとして、「(コートニー・ラヴは)新しい曲を作りたがっているのよ」と語っている。「そうね、それもいいんだけど、私たちは今となっては同じ考え方ではないの。私はもう毎日ロサンゼルスでジャムをやるなんてできないから」
「私はお金のためだったら何もやらない。昼間の外のステージで、ホールを知りもしなければ、曲を聴いたこともないビールでずぶ濡れの20歳の子たちにむかって演奏しているところを想像してみるでしょ、それって復活でもお祝いでもないわよね」
コートニー・ラヴは以前、ホールのギタリストであるエリック・アーランドソンと再び作業をしているけれども、昔のバンドでのツアーは望んでいないし、「懐かしいサーキット」の一部にはなりたくないとはっきりと語っている。
さらにコートニー・ラヴは次のように続けている。「現在と結びついた曲を作らないといけないし、今時のプロデューサーも起用しなくちゃならない。私とメリッサやパティやエリックとの関係は最高よ。もう今となったら、誰も敵じゃないわ。過去のわだかまりや問題? そんなのとっくに済んだことよ」
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