Photo: GETTY

ザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼントは新たなインタヴューで「レッド・ツェッペリンを好きになったことはなかった」として、「唯一聴いていたヘヴィ・メタルはAC/DCだった」と語っている。

ピート・タウンゼントはYouTubeチャンネル「クラシック・アルバム・レヴュー」に出演して、ザ・フーはヘヴィ・メタルの先駆けだったと思うか?と尋ねられている。今年6月、ヴォーカリストのロジャー・ダルトリーはザ・フーが「最初のヘヴィ・メタル・バンドだった」と語っていた。

ピート・タウンゼントは「いや。必ずしもそうとは思えないな」と語っている。「『ライヴ・アット・リーズ』はそれくらい爆発的な作品だったと思うけど、その一方で他のこともやっていた。例えば、ウッドストックにも出演していたし、『トミー』のようなこともかなりやっていたし、ヘヴィな曲もやっていた。両方やっていたんだよ」

ピート・タウンゼントは次のように続けている。「唯一聴いていたヘヴィ・メタルはAC/DCだった。レッド・ツェッペリンを好きになったことはなかった。でも、それって不思議だよね。今はジミー・ペイジをランチに誘おうとしていることを考えるとね。つい最近も彼に『レッド・ツェッペリンのアルバムを全部聴き直しているんだ』とメールしたんだ。聴き直すべきだと思ったからね。実際、とんでもなく素晴らしい作品があるからね」

レッド・ツェッペリンを昔は認められなかった理由についてピート・タウンゼントは次のように説明している。「当時は自分のお客さんを取られてしまうような気がして、彼らのことを好きになれなかったんだ。以前にも似たような経験があった。ジミ・ヘンドリックスが巨大なアンプやディストーション、ワウペダルなどを引っ提げて現れたとき、私は『うわ、とんでもないギターの天才だ』と認めざるを得なかった。エリック・クラプトンは友人だったし、ジェフ・ベックも友人だった。ジミ・ヘンドリックスのこともよく知っていた。彼が本気を出せば、凄まじい弾き手であることも知っていたよ。だから、レッド・ツェッペリンを聴き始めて、その音楽の多様性に触れたときはかなり驚かされたんだ」

ピート・タウンゼントは広くヘヴィ・メタルのパイオニアと見られているバンドについても言及している。「ブラック・サバスについては聴いていなかったら、あまり詳しくない。でも、言ってみれば、彼らはすごく楽しめる愉快なバンドだったとは思うよね」

ピート・タウンゼントは次のように続けている。「音楽業界の中で自分自身をあまり深刻に捉えすぎないような側面が私はとても好きなんだ。若い頃の自分にはそれが大きなことだった。ロックンロールのための壮大なマニフェストという大きな十字架を背負っているような気分だったからね。それを世に届けることが重要だと思っていたんだ」

ヴォーカリストのロジャー・ダルトリーは前述のインタヴューで次のように語っている。「ディープ・パープルのドラマーであるイアン・ペイスがこの間言っていたんだけど、『すべてはザ・フーから始まった』と言っていたんだ。私たちが最初のヘヴィ・メタル・バンドだったんだよ」

「ジム・マーシャルが4×12の100ワット・スタックを発明したんだ。ジミ・ヘンドリックスはギターを壊すパフォーマンスで有名になったけど、あれはピート・タウンゼントの真似だったんだ」

「そしてもちろん、最初のロック・オペラを生み出して、ロックをある意味、自己陶酔的なレベルにまで高めたと言っていいだろうね」とロジャー・ダルトリーは続けている。「誰よりも先にやっていたんだ。でも、長い目で見れば、それも大したことじゃないんだ」

ビートルズ - ラバー・ソウル (スペシャル・エディション)(2CDデラックス)(限定盤)(SHM-CD)
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2026 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ