
Photo: Andy Ford for NME
フォンテインズD.C.のグリアン・チャッテンは“Marianne”のミュージック・ビデオでAIが使用されていたことを知らなかったとして、「容認できない」と語っている。
フォンテインズD.C.は2024年発表の『ロマンス』に続く通算5作目となるニュー・アルバム『ドーパミン・チェインバー』を10月16日にリリースしている。
今回、グリアン・チャッテンは“Marianne”のミュージック・ビデオのクレジットに「AIアーティスト」という項目があることが最近判明した件について、『ロサンゼルス・タイムズ』紙にAIが使用されていることについて「メンバーの誰も知らされていなかった」と語っている。
グリアン・チャッテンはこの事実を知った際にマネージメントに連絡して、「どういうことだ? 本当なのか?」と問い合わせたと語っている。
「制作段階のどこかでVFXチームの誰かがワークフローの中で何らかのAIを使用したんだと思う」とグリアン・チャッテンは語り、ミュージック・ビデオの制作には100人以上が携わっていたが、「レーベルもマネージメントも知らされていなかった。本当にショックだった」と述べている。
グリアン・チャッテンは『ドーパミン・チェインバー』が孤立や社会の崩壊、テクノロジーへの依存の増大といったテーマを扱っていることを踏まえれば、ミュージック・ビデオの制作にAIが使われたことは「これ以上ない皮肉」であり、「矛盾する」もので、「最低なことだった」と語っている。
グリアン・チャッテンはさらに今後このような事態が再発しないよう対策を講じたとして、「今後の契約書にミュージック・ビデオでAIを使用してはならないという条項を盛り込んだ」とのことで、改めて「我々はAIの使用を容認できない」と語っている。
グリアン・チャッテンはクリエイティヴな領域におけるAIの利用に対して反対の立場を示しながら、次のように語っている。「AIは文字通り我々のソウルを無用のものにしてしまうもので、それこそが本当の死だと思う」
「AIを巡る会話はどれも決まって暗い結末を迎える」とグリアン・チャッテンは述べ、「人類から何かを奪い去る恐れがある」という懸念から「いっそスウィッチを切ってしまうべきだ」と語っている。
フォンテインズD.C.は現地時間10月21日にポルトガルのリスボンからヨーロッパ・ツアーを開幕させており、新作『ドーパミン・チェインバー』からは8曲が披露されている。
この日のセットリストは以下の通り。
1. ‘Boys In The Better Land’
2. ‘Here’s The Thing’
3. ‘Nabokov’
4. ‘Marianne’
5. ‘Tongue’
6. ‘Jackie Down The Line’
7. ‘You Miss Me’
8. ‘Roman Holiday’
9. ‘In The Modern World’
10. ‘Happy For You’
11. ‘Big Shot’
12. ‘Mimesis’
13. ‘Bug’
14. ‘Favourite’
15. ‘Where Is Gone?’
Encore:
16. ‘Japan’
17. ‘I Love You’
18. ‘Starburster’
19. ‘Six Shot Morning’
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