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レディオヘッドのトム・ヨークはアルバム『OKコンピューター』についてリリースされた時点ですでに飽き飽きしていたとして、ツアーに出る頃には「次に進みたい」と考えていたことを明かしている。

トム・ヨークは米『ローリング・ストーン』誌で様々な話題についてハリー・スタイルズと対談しており、そこで1997年発表の『OKコンピューター』との関係性について語っている。

トム・ヨークはアルバムが代表作の一つであり続けていることを認めつつ、「よくなかったこと」としてアルバムが発売される前にすでに収録曲を演奏することに飽き飽きしてしまっていたと語っている。

トム・ヨークは「アルバムが完成した時にはすでに収録曲を演奏しすぎていたんだ」として、マネージャーからアルバムを携えて「2年間はツアーに出なければならない」と言われた時には「文字通り懇願したんだ。『無理だ、できないよ。次へ進まなきゃいけないんだ』ってね」と語っている。

トム・ヨーク、エド・オブライエン、フィリップ・セルウェイ、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッドから成るバンドは1997年5月から1998年4月まで行われた「アゲインスト・デーモンズ」ツアーで100以上の公演を行っている。

「2年経っても、まだ続いていたんだ」とトム・ヨークはハリー・スタイルズに語っている。「あれは本当に最悪だったね。だって、次へ進むというのは贅沢なことじゃなくて、絶対に必要なことだからね。みんな、それぞれそういう状況に対処している。でも、自分としては同じことを長く続けないようにしているんだ。長く続けられたらいいんだけどね。自分にはできないんだ」

レディオヘッドは以前から『OKコンピューター』リリース前後の葛藤について公言しており、2017年にもトム・ヨークは「アゲインスト・デーモンズ」ツアーで疲弊したことについて口にして、ツアー中に「逃げ出そう」としていたと述べている。

トム・ヨークは1997年11月に行ったバーミンガム公演を振り返り、プレッシャーで「サウンドチェックを抜け出して、姿をくらまし、警備員をまいて、建物の外へ出ようとした」と語っている。

「逃げ場がなくて、電車の中に隠れたんだ」とトム・ヨークは語っている。「あれが本気で逃げ出そうとした一番の出来事だった」

コリン・グリーンウッドは2003年に『OKコンピューター』期のツアーがキャリアでも「最悪の時期」で、その理由の一つはトム・ヨークが精神的に追い詰められていく様子を目の当たりにしていたからだったと語っている。

「ある人物、トム・ヨークのことだけど、その人がその場にいることを心底嫌がっていて、遠くを見つめるような目をしているのが分かる状態で、2万人もの観客の前で演奏しなければならないことほど最悪なことはないよ」とコリン・グリーンウッドは語っている。「友人にそんな経験をさせるのは本当につらい。どうしてこんな状況になってしまったんだろうと自問自答していた」

同じインタヴューでトム・ヨークは2025年のツアーで自信を「徹底的に」失って、回復するのに数ヶ月を要したことを明かしている。

レディオヘッドは昨年9月に7年ぶりとなるライヴを行うことを発表して、11月から12月にかけてマドリード、ロンドン、ボローニャ、コペンハーゲン、ベルリンで20公演を行っている。

「レディオヘッドでツアーをやった後、ツアーの最中は楽しかったんだけど、終わった後の自分というのは自信を徹底的に失うことになったんだ」とトム・ヨークは語っている。「持ち直すのに数ヶ月かかったよ。2ヶ月後に自分のアルバム制作に取り掛かって、ようやく『ああ、大丈夫だ。問題ない』と思えたんだ。だから、本当におかしな関係性なんだよ。もうそれにも慣れてきたけどね」

トム・ヨークはそうした感情についてアイヴァー・ノヴェロ賞でジ・アイヴァーズ・アカデミーのフェローシップを受賞した時のことも引き合いに出している。その際、ハリー・スタイルズはレディオヘッドを「一番好きなバンド」だとして、“Talk Show Host”で童貞を失ったことも告白している。

「アイヴァー・ノヴェロ賞では正直、君のスピーチは素晴らしかったよ。正直で、パーソナルなものだったからね。自分にも共感できた」とトム・ヨークは語っている。

「一方で、ビジネスの匂いがしたり、自分がビジネスの一部に組み込まれていたり、カメラが回っていたりすると……なんていうか、すべてがレガシーとして扱われているような感覚に陥るんだよ」

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