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レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークは2025年のツアーで自信を「徹底的に」失って、回復するのに数ヶ月を要したことを明かしている。

レディオヘッドは昨年9月に7年ぶりとなるライヴを行うことを発表して、11月から12月にかけてマドリード、ロンドン、ボローニャ、コペンハーゲン、ベルリンで20公演を行っている。

今回、米『ローリング・ストーン』誌でハリー・スタイルズとの対談に臨んだトム・ヨークは復帰後に直面した困難な心境について語っている。

この話題はハリー・スタイルズがレディオヘッドのツアーや2026年のアイヴァー・ノヴェロ賞でジ・アイヴァーズ・アカデミーのフェローシップ受賞などを通じて、自身の過去の作品をより積極的に受け入れられるようになったのではないかと尋ねた際に持ち上がっている。

「君の方がうまく説明してくれているよ」とトム・ヨークは答えている。「確かに、今の僕は以前より少し良い状態にある。でも、アイヴァー・ノヴェロ賞のフェローシップのようなものを受けることに対して、深く戸惑いを感じなかったと言えば嘘になるね」

「これまでその賞を授与された人々の多くを尊敬しているし、なかには自分のヒーローもいる。でも、本当に不思議な関係性なんだよ。まったくもって説明するのが難しいんだけど、自分の作品のそうした部分については不思議な関係性があるんだ」

トム・ヨークはクリエイティヴ面で前へ進むことのほうが自分にとって受け入れやすいと語っている。

「(過去の作品への評価は)なかなか信じられないんだよ」とトム・ヨークは続けている。「前へ進むこと、それこそが自分の信じていることなんだ。それだったら受け入れられるよ。新しいものだからね。説明する必要もない。そっちのほうがやりやすいよね」

トム・ヨークはレディオヘッドの久しぶりのツアーが終わった後、そうした過去との複雑な関係がどのように自分に影響を及ぼしたかについて説明している。

「レディオヘッドでツアーをやった後、ツアーの最中は楽しかったんだけど、終わった後の自分というのは自信を徹底的に失うことになったんだ」とトム・ヨークは語っている。「持ち直すのに数ヶ月かかったよ。2ヶ月後に自分のアルバム制作に取り掛かって、ようやく『ああ、大丈夫だ。問題ない』と思えたんだ。だから、本当におかしな関係性なんだよ。もうそれにも慣れてきたけどね」

トム・ヨークはそうした感情についてアイヴァー・ノヴェロ賞でジ・アイヴァーズ・アカデミーのフェローシップを受賞した時のことも引き合いに出している。その際、ハリー・スタイルズはレディオヘッドを「一番好きなバンド」だとして、“Talk Show Host”で童貞を失ったことも告白している。

「アイヴァー・ノヴェロ賞では正直、君のスピーチは素晴らしかったよ。正直で、パーソナルなものだったからね。自分にも共感できた」とトム・ヨークは語っている。

「一方で、ビジネスの匂いがしたり、自分がビジネスの一部に組み込まれていたり、カメラが回っていたりすると……なんていうか、すべてがレガシーとして扱われているような感覚に陥るんだよ」

トム・ヨークはその後の状況は困難なものだったものの、レディオヘッドとして復帰したことがどれほど感動的な体験だったかも振り返っている。マドリードでの初日、バンドが観客の中を通り抜けてステージに向かった時のことを次のように語っている。「バンドの全員が『よし。しっかりしろ。落ち着け』と言っていたんだ」

「だって、まだ一音も鳴らしていないのに、今にも泣き出しそうだったんだ。あのような熱気や空気に長い間触れていなかったし、その真っ只中を歩いていくというのは……全員が『すごいな。信じられない』という感じだった」

今年5月、フェローシップ受賞後のインタヴューでトム・ヨークは2025年のカムバック・ツアーについて「圧倒されるような体験だった」と語っている。

「ライヴをできて、本当に嬉しかったんだ。でも、もし事前に聞かれていたら、まさかこんなことになるとは思ってもいなかっただろうね」とトム・ヨークは語っている。「『ちゃんと形にしないと。もう限界だ。本当に大変だな』と思っていたからね」

その際、トム・ヨークはプロデューサーのサム・ペッツ=デイヴィスと共に新しいソロ・アルバムを制作中であることも明かしており、その作品について「自分としてはこれまでとは違う作品になっている」と語っている。

レディオヘッドとして再びスタジオ入りはしていないが、トム・ヨークはハリー・スタイルズとの対談で次のように語っている。「バンドとしては作業はしていないんだ。随分長いこと、スタジオには入っていない。今やったらどんな感じになるのか分からないよ」

レディオヘッドは2027年にオーストラリアと日本で21公演を行うことが決定している。

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