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マックルモアはステージ上で「フリー・パレスチナ(パレスチナを解放せよ)」と発言したことでエド・シーランのツアーから外されたことについて自身の見解を述べている。

マックルモアはステージ上で「フリー・パレスチナ(パレスチナを解放せよ)」と発言したことについて平等を求めることは「論争の的になるべきではない」と述べていたが、イスラエル・アメリカン・カウンシルは「コンサートというプラットフォームを一方的な政治的主張を推進するために利用した」としてツアーから外すことを求めていた。

マックルモアは先日、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われた公演でガザやヨルダン川西岸地区の人々に向けて「忘れられていない」として「この地球を歩むすべての人間が、まったく同じ自由を享受する権利があると信じている」と語っていた。

マックルモアはガザの映像と共に“Hind’s Hall”を演奏する前に次のように続けている。「パレスチナを解放せよ。キューバ、コンゴ、スーダン、イランを解放せよ。そして、アメリカ移民関税執行局というテロ組織のせいで恐怖の中に生きているアメリカの人々を解放しなきゃいけない」

今回、マックルモアはそうした発言を受けて、エド・シーランのツアーから外れることが発表されている。

エド・シーランの「ループ」ツアーの北米公演でプロモーターを務めているメッシーナ・ツアリング・グループは米『ローリング・ストーン』誌を通して発表した声明で次のように述べている。「エド・シーランの『ループ』ツアーの北米公演でコンサート・プロモーターを務める立場として、今後の公演が予定されている会場からマックルモアがラインナップに含まれる形でのコンサート開催は認められないとの通知を受けました。もしそうなれば、ツアーの中止を招き、多くのファンに影響が及ぶことになります。関係者との協議の結果、マックルモアは残りの公演ではサポート・アクトとして出演しないことになりました」

マックルモアはインスタグラムで長文の声明を発表しており、ニューイングランド・ペイトリオッツとジレット・スタジアムのオーナーであるロバート・クラフトがエド・シーランに抗議を行ったと述べている。

「どう始めればいいのか分かりませんが、ありのままの思いと真実を語ることにします。エド・シーランと彼のチームは私を『ループ』ツアーから外すという決断を下しました」

「本題に入る前に明らかにしておきたいことがあります。今はそのことが重要だと思うからです。私は被害者ではありません。エド・シーランも被害者ではありません。P!nkも被害者ではありません。私たちにはキャリアもお金もチャンスも安全もありますし、世界に観客がいます。自分の発言によってどんな結果を招こうとも、私たちは家族のいる家に帰ることができます」

「被害者はパレスチナの人々です。男性も女性も子どもも殺害され、飢えに苦しみ、住む場所を追われ、想像を絶する暴力を強いられています。ガザだけで20000人以上の子どもが亡くなっています。今日も人が殺害され、明日も人が殺害されるでしょう。この話をするにあたって、そのことを見失わないようにしておきたいのです」

「エド・シーランはロバート・クラフトがマックルモアを自分のスタジアムで公演させることは認めないと言ったと教えてくれました。エド・シーランはロバート・クラフトが他のスタジアムのオーナーたちにも働きかけ、彼らが共同で最後通告を突きつけてきたことも教えてくれました。『もしマックルモアをツアーに残すなら、自分たちの会場では公演を行わせない』と言ってきたのです」

ロバート・クラフトも長文の声明を発表して、マックルモアがツアーを外れることになったことを認めている。「ジレット・スタジアムは長年にわたってすべての来場者を迎え入れる環境の提供と当施設で開催されるイベントがヘイト・スピーチの場とならないように尽力して​​きました。マックルモアの最近の行動、ニュージャージー州で行われたエド・シーランの公演中にステージ上で発信された内容、ユダヤ人コミュニティにとって極めて傷つけるものであったと我々が認識している反ユダヤ的な言説や表現のこれまでの経緯を広く判断して、9月25日・26日にジレット・スタジアムで行われる公演に彼が参加することは一線を越えるものだと判断しました」

「この判断は罪のないパレスチナの人々の苦しみを軽視したり、彼らのために声を上げる権利を否定したりするものではありません。彼らの痛みや喪失は紛れもない現実のものです。しかし、そうした主張がユダヤ人コミュニティを犠牲にしたり、ハマスの責任を曖昧にしたりするものであってはなりません。ハマスはアメリカをはじめ、カナダ、EU、イギリス、日本によってテロ組織に指定されており、その残虐な行為はパレスチナ人とイスラエル人の双方に計り知れない苦しみをもたらしてきました」

ロバート・クラフトは「マックルモアの意見に同意する」と認めつつも、次のように続けている。「あまりにも多くの命が失われ、あまりにも多くの苦しみが生まれています。しかし、選り好んだ情報だけを伝え、ハマスの行動を無視することは誠実とは言えず、さらなる分断と憎悪を助長するだけです。何十年にもわたって、私はパレスチナにリソースを投じ、私が敬意を抱くパレスチナの人々のためにスポーツや起業の機会を創出してきました。パレスチナの人々に寄り添うことと、ハマスや反ユダヤ主義、ヘイトに反対することは決して両立しないものではありません」

「ここ10年間、反ユダヤ主義やあらゆる形のヘイトと闘うことに多くの時間と労力を注いできました。ですから、その一線を越えるような事態を目にした際には声を上げる責任があると感じています。エド・シーランと彼の音楽、特に人々を結束させて、歓喜を広げる独自の才能には多大な敬意を抱いてきましたし、彼と彼のファンをジレット・スタジアムに迎えられることを誇りに思っていました」

ロバート・クラフトは次のように続けている。「マックルモアと一緒の席について、事実について語り合う機会があれば歓迎します。なぜなら、最終的に私たちが目指すものは同じだからです。それは、すべての人々の平和、苦しみの終焉、そしてあらゆるヘイトの根絶です」

マックルモアは声明の中でエド・シーランについて「友人」と評して、「厄介な立場に置かれることになった」と述べている。「政治的な問題に関与しないという彼のいつものスタンスがこれまでにない形で脅かされることになりました。彼は『フリー・パレスチナ(パレスチナを解放せよ)』という言葉やパレスチナ国旗のイメージが自分が話をする多くの人を傷つけるものだったとも伝えてくれました。私はもしそれらの言葉が、イスラエルによって何万人ものパレスチナの子どもたちが殺されているという事実よりも不快なものだというのなら、彼らの立ち位置と私の立ち位置の間には根本的な隔たりがあると伝えました。しかし、エド・シーランは『どちらの側にもつかない』というスタンスを崩すことはありませんでした」

マックルモアはここに来て寄せられている批判についてインスタグラムへの投稿で次のように次のように続けている。「メットライフ・スタジアムで私が発言したことは、ここ3年近く世界各国のステージで言ってきたことです。それなのに、なぜ今になって問題視されるんでしょうか? それは世界でも最大のアーティストの一人と、アメリカでも最大のスタジアムで共演しているからです。ある程度の注目を浴びるようになると、『フリー・パレスチナ(パレスチナを解放せよ)』と主張することはあまりにも大きなリスクを伴うことになります。もしも私がライヴを続け、エド・シーランの暗黙の支持を受ける形で『フリー・パレスチナ(パレスチナを解放せよ)』と発言し続け、観客が大きな声を上げ、パレスチナ解放への明白な支持を示し続けたとしたら、次に声を上げるのはどのアーティストになるでしょうか?」

「ステージは抵抗の場になります。もしかしたら、だからこそ今回、私を沈黙させることが重要なことになったのかもしれません」

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