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モリッシーは公式サイトでサイアー・レコードのロゴと共に新作のトラックリストを発表している。
モリッシーは12月19日にサイアー・レコードと契約したことを発表しており、これで長らく延期されていたアルバム『ボンファイアー・オブ・ティーンエイジャーズ』がリリースされるのではないかと見られていた。
今回、モリッシーはクリスマスに際して12曲のトラックリストを公開している。ただし、それ以上の情報は公開されていない。
トラックリストには2022年に『ボンファイアー・オブ・ティーンエイジャーズ』からのシングルとして公開されていた“Rebels Without Applause”や同作に収録されると噂されていた楽曲は含まれておらず、今回のトラックリストはまったく別のアルバムのものと見られている。
昨年、モリッシーは『ミディアム』に対して2枚目のニューアルバムを完成させたが、リリースできていないと語っていた。「2枚目のアルバムは2023年後半にフランスで再レコーディングして、新しいタイトルをつけたんだ。半分ぐらいの曲をお蔵入りにして、6曲の新曲をレコーディングした。だから、2023年の初頭にあったアルバムとは違うものなんだ」
今回発表されたアルバムのトラックリストは以下の通り。
‘The Monsters Of Pig Alley’
‘Headache’
‘Make-Up Is A Lie’
‘The Night Pop Dropped’
‘You’re Right, It’s Time’
‘Kerching Kerching’
‘Zoom Zoom The Little Boy’
‘Lester Bangs’
‘Boulevard’
‘Many Icebergs Ago’
‘Amazona’
‘Notre-Dame’
『ボンファイアー・オブ・ティーンエイジャーズ』を巡る騒動は2022年まで遡るもので、モリッシーはアルバムがリリースされるはずだった日の2ヶ月前に「キャピトル・レコードとの関係から自発的に手を引いた」と述べていた。また、モリッシーは『ボンファイアー・オブ・ティーンエイジャーズ』に収録の“I Am Veronica”に参加したマイリー・サイラスが自身のヴォーカルを削除するように求めてきたことも明かしていた。
どちらのパートナーシップの解消もモリッシーの政治的姿勢と、2019年のテレビ出演時にバッジを身に着けていた物議を醸す極右政党「フォー・ブリテン」への支持に関連したものとなっている。
2023年2月、モリッシーはキャピトル・レコードがニュー・アルバム『ボンファイアー・オブ・ティーンエイジャーズ』の契約を結んだのは意図的に妨害していたのではないかと考えているとも述べている。
昨年9月、モリッシーは2014年にキャピトル・レコードからリリースされた『ワールド・ピース・イズ・ノン・オブ・ユア・ビジネス』と『ボンファイアー・オブ・ティーンエイジャーズ』の権利をレーベルから買い戻したことも明らかにしている。
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