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クイーンのギタリストであるブライアン・メイはブラック・サバスのトニー・アイオミに左利き用のレッド・スペシャル・ギターのレプリカをプレゼントしている。
オリジナルのレッド・スペシャル・ギターは1960年代前半にブライアン・メイが大手ブランドのギターを購入する余裕がなかったため、父ハロルドと共にゼロから製作されたものとなっている。古い暖炉のマントルピースから取り出したマホガニー材と、マザー・オブ・パールのボタンを配したオーク材の指板で作られたこのギターは、クイーンが成功を収めた70年代から80年代にかけてブライアン・メイのステージ上の主要ギターであり続け、バンドのサウンドの代名詞となっていた。
今回、トニー・アイオミは左利き用にカスタマイズされたレッド・スペシャル・ギターをブライアン・メイから贈られたことをソーシャル・メディアで明かして、感謝の思いを伝えている。
贈られたギターを演奏する写真と共にトニー・アイオミは次のように述べている。「素晴らしい左利き用のレッド・スペシャル・ギターのレプリカについて親友のブライアン・メイとマスター・ビルダーのアンドリュー・ガイトンに大きな感謝を。アンドリュー・ガイトンが先週自ら届けてくれたんだ。製作に2年かかったブライアン・メイから本当のギフトだよ。クリスマスが早くやってきたね」
アンドリュー・ガイトンは次のように述べている。「ブライアン・メイのオリジナルのレッド・スペシャル・ギターをまったくヴィンテージと同じ構造で製作しました。ただ、そこにトニー・アイオミで知られるジェイディ・オールド・ネックを合わせました。内蔵のトレブル・ブースターと本格的なヴィンテージ・スタイルのポットとピックアップがクラシックなトーンを再現しています」
今年、ブライアン・メイはギブソンと協力して12弦アコースティック・ギターであるブライアン・メイSJ-200を発売している。100本限定のこのギターはAAA級のローズウッドによるバックとサイド、AAA級のシトカ・スプルース・トップ、2ピースのAAA級のメイプル・ネックを採用したデザインとなっている。
トニー・アイオミについては今年10月、ロンドンで報道関係者向けに行われたバーミンガム・ロイヤル・バレエによるブラック・サバスの楽曲を使ったバレエ公演にサプライズで出演している。トニー・アイオミは“Paranoid”でギター・ソロを披露しており、会場にはブライアン・メイも訪れていた。
ブラック・サバスについてはフロントマンのオジー・オズボーンが今年7月に享年76歳で亡くなっている。
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