
Photo: Tom Pallant
ヤングブラッドはブラック・サバスとオジー・オズボーンの最後のライヴとなった「バック・トゥ・ザ・ビギニング」で披露した“Changes”のカヴァーについて「覚えていない」と語っている。
ブラック・サバスとオジー・オズボーンは現地時間7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題して最後のライヴを行っている。ライヴにはメタリカ、スレイヤー、パンテラ、アリス・イン・チェインズ、ゴジラ、アンスラックス、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、ガンズ・アンド・ローゼズ、トゥールらが出演している。
ヤングブラッドはこのライヴでブラック・サバスの“Changes”のカヴァーを披露しており、その時のライヴ音源は2026年の第68回グラミー賞で最優秀ロック・パフォーマンス賞にノミネートされている。
今回、ヤングブラッドは『ハリウッド・レポーター』に対して“Changes”のパフォーマンスについて語っている。「一人の人に向けて音楽というものを歌ったのは初めてだった。不思議な変革状態に入っていった。覚えていないんだ」
ヤングブラッドははっきりとした記憶はないものの、アーティストとしての彼を世界が違った目で見始めた瞬間だったと振り返っている。「おそらくあの時だった。何かが起きているとは思ったけど、あそこから世間が関心を持ってくれるようになったと思う」
ライヴでの音源がグラミー賞にノミネートされたことについてヤングブラッドは次のように続けている。「ロック・パフォーマンスの部門でノミネートされたなんて素晴らしいよ。あの部門で唯一のライヴ・パフォーマンスだしね」
「僕を音楽の世界へと導いてくれて、すべてを始めてくれた人に愛していると伝えたことが批評家から絶賛されたのはクールだと思ったよ」
「正直、ステージを降りた時はここまで盛り上がることになるなんて思ってなかったんだ。マジックだったんだと思う。映画の中にいたみたいな感じだった」
「みんなが自分の中に共通点を見出してくれたのはあの時が初めてだったと思う。『こいつはブラック・サバスが好きで、オジーが好きなんだな。俺たちと同じように』ってね」
ヤングブラッドは“Changes”のパフォーマンスについて二度と再現することはできないと語っている。「20テイクで、20回やってみて、オーバーダビングや編集をしてみても、ああはならないと思う。あの時たまたま実現したもので、同じものには二度とならない。そこが美しいんだと思うよ」
ヤングブラッドは先月、エアロスミスとのコラボレーションによるEP『ワン・モア・タイム』をリリースしている。
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