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ブラーのデーモン・アルバーンは90年代にデヴィッド・ボウイとレイ・デイヴィスとアルバムを作りかけた逸話について語っている。
デーモン・アルバーンは「ラジオX」のダン・オコネルの番組にジェイミー・ヒューレットと出演して、ゴリラズの新作『ザ・マウンテン』について語っている。
ゴリラズの作品におけるコラボレーションで「最も気に入っている」相手を訊かれたデーモン・アルバーンはデ・ラ・ソウル、ボビー・ウーマック、ファトウマタ・ディアワラ、デニス・ホッパーの名前を挙げながら、次のように語っている。「一緒に音楽を作ることになった人って最もよく知る人物だという感じがあってね」
デーモン・アルバーンは「ゴリラズの前にもお気に入りに挙げたい人たちがいる」と述べている。「つまりデヴィッド・ボウイのような人だよね。90年代にレイ・デイヴィスとデヴィッド・ボウイとアルバムを作りかけたことがあったんだ。実現しなかったんだけどね」
デーモン・アルバーンはキャリアを通してデヴィッド・ボウイに影響を受けてきたことについて語っており、アルバム『ブラー』に収録されている“M.O.R.”はデヴィッド・ボウイがブライアン・イーノとコラボレーションした作品に影響を受けている。
また、デーモン・アルバーンはザ・キンクスにも賛辞を寄せてきており、自分が書いてみたかった曲にザ・キンクスの“Waterloo Sunset”を挙げている。「間違いなく自分で書いてみたかった、自分の声で書いてみたかった完璧な曲だよ」
デーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットは『ディーモン・デイズ』でディオンヌ・ワーウィックとコラボレーションしかけたことがあることも明かしている。「彼女はスタジオでデーモン・アルバーンとピアノに座っていたんだけど、『『ディーモン・デイズ』というアルバム・タイトルに納得がいかないんだけど、なぜ『ディーモン・デイズ』というタイトルにしたの?』と言ったんだ」
「彼女は歌詞やアイディアの一部に少し問題があると感じたんだと思う。でも、彼女は間違いなく素晴らしい人だった」
デーモン・アルバーンはレイ・デイヴィスとデヴィッド・ボウイと作りかけたアルバムについて2012年にも語っている。「何年も前のことだけど、24時間体制でレイ・デイヴィスとデヴィッド・ボウイとアルバムを作ったことがあるんだ。でも、それは24時間しか続かなかった」
デーモン・アルバーンは2021年にもこのアルバムについて「実は真剣にやろうとしていたものだった」と語っている。
「スイスでライヴをやっていた時にデヴィッド・ボウイがバックステージの迷宮に僕のことを呼んでくれたんだ。会いに行ったら『やりたいけれど、ツアーが続く場合はツアーをやっていこうと思うんだ』とデヴィッド・ボウイは言っててね」
そうしてツアーが続いたためにデーモン・アルバーンは「それでアルバムは実現しなかったんだ」と語っている。「後悔していることの一つだね。どんなサウンドになっただろうと想像してしまうんだ」
先日、デーモン・アルバーンは自身とジェイミー・ヒューレットが父親を亡くしたことでインドを旅したことがゴリラズの新作のインスピレーションになったと語っている。
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