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ゴリラズはアイドルズのジョー・タルボットとのコラボレーションとなる新曲“The God Of Lying”が公開されている。
これまでに公開されてきた“The Happy Dictator”、“The Manifesto”に続いて、新曲“The God Of Lying”はアルバム『ザ・マウンテン』から公開された3曲目の楽曲となっている。
ロンドン、デヴォン、ムンバイでレコーディングされた“The God Of Lying”にはバンスリ奏者のアジェイ・プラサンナ、そしてパーカッションにヴィラジ・アチャリアが参加している。
“The God Of Lying”の音源はこちらから。
アルバムの他の曲と同様に“The God Of Lying”でも悲しみ、政治的分だ、そして人生にもっと広い意味があるのかどうかといったモチーフが取り上げられている。
“The God Of Lying”について2Dは「秘密を教えようか? 疑うことはとても疲れるけど、物事に疑問を持つことは実に良いことだ」と語っている。
ゴリラズは今年9月にロンドンのカッパー・ボックス・アリーナで新作のリリースを発表する公演を行っており、その公演でも“The God Of Lying”は演奏されていた。
ゴリラズの通算9作目となるニュー・アルバム『ザ・マウンテン』は2026年3月20日にリリースされる。アルバムは自身のレーベルである「KONG」からの初のリリースとなる。
アルバムにはブラック・ソート、オマール・スレイマン、アシャ・プトゥリ、アシャ・ボスレ、スパークス、グリフ・リース、カラ・ジャクソン、ヤシーン・ベイ、ポール・シムノン、アイドルズのジョー・タルボット、ジョニー・マー、アジェイ・プラサンナ、トゥルーノ、アヌーシュカ・シャンカールらが参加している。デニス・ホッパー、ボビー・ウーマック、デ・ラ・ソウルのデイヴ・“トゥルーゴイ”・ジョリクール、トニー・アレン、ザ・フォールのマーク・E・スミスといった亡くなった人々の声も使われているという。
先日、デーモン・アルバーンは自身とジェイミー・ヒューレットが父親を亡くしたことでインドを旅したことがゴリラズの新作のインスピレーションになったと語っている。
「ジェイミー・ヒューレットと私は共に父親を亡くしたんだ」とデーモン・アルバーンは語っている。「そして素晴らしい魔法のようなインドへの旅があった。インドは悲しみを受け止めるのに非常に面白い場所だった。というのも、インドでは死に対して前向きな考え方があるんだ」
「イングランドは死への向き合い方が苦手なんだ。ある意味、このアルバムは父たちへの人生を称える伝統に則っている」とデーモン・アルバーンは続けている。「今までやったことのないことをやってみたんだ。ヴァラナシでガンジス河で泳いでみたりね。ガンジス河のほとりで遺体が焼かれるのを観たりもした」
「今までやったことのないことをやってみたんだ。ヴァラナシでガンジス河で泳いでみたりね。ガンジス河のほとりで遺体が焼かれるのを観たりもした」
「イングランドでは遺体を火葬する時に遺体を見ることもない。すぐに覆いをかけて、火の中に入れ、小さなカーテンを閉めて終わりになる」とデーモン・アルバーンは続けている。「ガンジス河のほとりではどの家族も遺体を布で包んで焼いている。あらゆるところで焼かれている。24時間行われて、何千年も続いている。私は父の遺灰を持っていって、河に撒いたんだ。すごく美しかったよ」
ゴリラズはこれまで楽曲ごとにアニメーションによるミュージック・ビデオを製作してきたが、今回は一つの作品を製作しているとも語っている。
「現時点でミュージック・ビデオがないのはそれが理由なんだ。シリアスな作品だしね。ジェイミー・ヒューレットが一つのアニメ作品に集中してくれているのは素晴らしいよね」とデーモン・アルバーンは語っている。
「だから、それ自体が一つのアート作品になるようにしたんだ。プロモーションという側面に頼るのではなく、それ自体で成立させたかったんだ。ファンにはこのレコードの様々な側面を気に入ってもらえると思うよ」
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