Photo: anikanilles.com

ラッシュは再結成によるツアーに参加するドラマーであるアニカ・ニレスが心境を明かしている。

先日、ラッシュは再結成して、北米ツアーを2026年に行うことを発表している。ラッシュが最後にライヴを行ったのは北米で35公演が行われた2015年のフェアウェル・ツアーとなっている。1968年に結成されたバンドはドラマーのニール・パートが2020年に脳腫瘍で亡くなっている。享年67歳だった。

現地時間10月6日、ゲディー・リーとアレックス・ライフソンは2026年に行うライヴのためにバンドを再結成することを発表している。

誰がドラマーを務めるかについてゲディー・リーは次のように語っている。「代わりのいない人物の代わりはどうするのかって? ジェフ・ベックのツアーにもついていたベース・テックのスカリーから聞いたんだ。アニカ・ニレスというドラマーと仕事をしたらしいんだけど、彼女が素晴らしくて、才能があって、音楽的な人物だってね。しかも、パワフルなんだよ」

「彼女と演奏することで、あの曲が甦ってくるのを聴いて、僕たちは活力をもらったと思う。彼女とのリハーサルがうまくいった時に初めて『よし、僕らならできる。ちゃんとしたものができるし、きっと楽しいだろう』と思えたんだ」

今回、アニカ・ニレスはインスタグラムで自身の心境を述べている。「こんにちは。ここ数日は圧倒されていました。みなさんの多くが同じように感じていたことは分かります。この場をお借りして、ラッシュでの素晴らしい新しい歩みに、信頼して、私を迎え入れてくれたゲディー・リーとアレックス・ライフソンに心から感謝したいと思います。ここを訪れてくれた新しい人々をあたたかく迎える機会も逃したくありません。みなさんのやさしい、心の広い言葉に感謝したいと思います。本当にかけがえのないものになりました。同時に、長年にわたって私の歩みを応援して、見守ってくれていた全員にも深く感謝します。もう私たちは一緒です。この先に待ち受けていることをこれ以上なく楽しみにしています」

ゲディー・リーのホーム・スタジオでジャムを行う動画の中でゲディー・リーは再結成の経緯について次のように語っている。「2015年以降はとても静かで悲しい時期だった。振り返ってみると、テイラー・ホーキンスの追悼コンサートで本当に久しぶりにステージに立つことになったんだ。あれには特別な感情があって、当然のことながら切なさもあった」

「ここでまたジャムセッションを始めた時、まるであの瞬間の続きのように感じた。僕よりも君のほうが興奮していたよね。だから、こんな状況に追い込まれることになったんだ」とゲディー・リーは冗談交じりに語っている。「それでツアーに復帰する決断を下したことを発表することになったんだよ」

アレックス・ライフソンはカメラに向かって陽気に次のように語っている。「やあ、ツアーに復帰するよ。だから、みんなに会えたらと思うよ。最高だと思う。僕らはミュージシャンだし、プレイヤーだし、僕らの音楽はスペシャルだからね」

ゲディー・リーとアレックス・ライフソンはライヴにはドラマーのニール・パートへの追悼の意が込められているとも語っている。「毎晩、彼のことを称えることができるなんて美しいことだと思うよ」

再結成ツアーは「フィフティ・サムシング」と題されており、バンドの50周年を祝したものとなる。発表されているのは北米公演のみで、ロサンゼルスでの2公演を皮切りに、フォート・ワース、トロント、メキシコ・シティ、シカゴ、クリーヴランド、ニューヨークで公演が行われる。

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