Photo: GETTY

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロはオジー・オズボーンの最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」でオジー・オズボーンと交わした会話を振り返っている。

オジー・オズボーンは現地時間7月22日に亡くなっており、遺族は声明で「愛に囲まれて」亡くなったと述べている。オジー・オズボーンとブラック・サバスは現地時間7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題した最後のライヴも行っている。トム・モレロはライヴの音楽監督を務めていた。

トム・モレロは音楽監督を務めたことは光栄だったと振り返った上でオジー・オズボーンとの当日のやり取りについて語っている。

「オジー・オズボーンと会ったのはあれが最後だった」とトム・モレロは語っている。「ライヴが終わって、素晴らしかったよ。みんな、長い間ライヴに取り組んできたから、ハグして、泣いている人もいた。それで打ち上げに行ったんだ。そこでやっと落ち着いたよ」

「息子とピンボールをやっていたんだ。そしたら肩を叩いてくる人がいてね。マルチボールの最中だったから、『ほっといてくれ』と思ったんだけど、それが息子のジャック・オズボーンでね。オジーが挨拶したがっていると言うんだ」

ゲームを終えると、オジー・オズボーンが何かを伝えたがっていると言われたという。「『どうしよう』と思ったよ。だって、まずオジー・オズボーンが打ち上げに来るというのがクレイジーだろ? だから、最後に彼の頭にキスをして、大好きだと伝えて、その音楽人生に感謝した。そうしたら、彼の返事は『シャロンはいないのか? こんなとこ出ていきたいんだけど』というものだった」

オジー・オズボーンらしい反応を笑いながら、トム・モレロは次のように語っている。「あの日にとって完璧な締めくくりだったね」

トム・モレロは自身にとってのオジー・オズボーンの音楽が持つ重要性についても触れ、長男をローズ・モレロという名前にしたのはランディ・ローズから来ていると説明している。「バック・トゥ・ザ・ビギニング」ではランディ・ローズの追悼映像も流されていた。

「だから、彼らにはアーティスティックな面、音楽面で恩義があるだけでなく、個人としても恩義を感じているんだ。オジーとシャロンに音楽監督としてライヴをキュレーションしてくれと言われた時は本当に深刻に受け止めたんだ」

「そのコンセプトはヘヴィ・メタルの歴史にとって最高の一日にするというものだった。頑張れたんじゃないかと思うよ」

先日、スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー、ヤングブラッド、ヌーノ・ベッテンコートらはMTVビデオ・ミュージック・アウォーズの授賞式でオジー・オズボーンの追悼パフォーマンスを披露している。

MTVビデオ・ミュージック・アウォーズの授賞式は現地時間9月7日にロング・アイランドのUBSアリーナで開催されている。

ヤングブラッドが“Crazy Train”と“Changes”を披露した後、スティーヴン・タイラーはジョー・ペリーと共に“Mama, I’m Coming Home”を演奏しており、ここにヤングブラッドも加わっている。

Jamiroquai Official Buffalo Red Logo Tシャツ
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ