Photo: Andy Ford for NME

コールドプレイのフロントマンであるクリス・マーティンは12枚のアルバムでバンドのディスコグラフィーを終わらせる心境について語っている。

2021年の時点でクリス・マーティンは『NME』に2025年に最後のアルバムをリリースするつもりだと語っていた。昨年、この計画は今も続いているのかと訊かれると、クリス・マーティンは2025年という時期は延期されるけれども12枚のアルバムで終わらせたいと考えていると『NME』に答えている。

「確かに12枚のアルバムということなんだ。ただ、ちょっと後にはなるだろうけどね」とクリス・マーティンは語っている。「もう1枚あって、それはミュージカルなんだよ。それが11番目のアルバムになる。もしかしたら、12枚目の後に出るかもしれないんだけどさ。ミュージカルを形にするには時間がかかるからね」

今回、クリス・マーティンは『ザ・サン』紙にこの計画について現在の思いを語っている。「すべてを手放そうとしているけど、今も仕事は大好きなんだ。よくないことなのかもしれないけどね。くだらないことも含めて大好きなんだよ。本当に感謝している」

クリス・マーティンは次のように続けている。「自分たちのバンドが好きだし、やっていることも好きだ。生まれる曲も好きだし、自分たちが辿り着いた場所も好きだ。そこで得られる世界の視点も気に入っている。人を繋いでくれるものを多くの人より目にすることができている。それが好きなんだ。おそらくそれに惹かれているんだと思う」

「でも、バンドを必要とする気持ちを手放さなきゃいけない。ただ、あることを感謝できるようにならなきゃいけない。執着しちゃダメなんだ。そうしたものを求めていて、そこに辿り着こうとしているんだ」

昨年、クリス・マーティンは『NME』に対してこの計画について次のように語っている。「12枚で終わるというのはすごくリアルだし、いい形だと思っているんだよね。とはいってもツアーをしないわけではないし、コンピレーションとかアウトテイクで終わらせるわけでもない。柱となるストーリーは語られたということだよね。それがいいと思うんだ。そうなることが分かっていると、今やってることも加速するんだよ」

インタヴューでクリス・マーティンは期限をもうけたことでメンバーが「よりハングリーになった」と述べており、自分たちが出すものを「薄めないようにすることにした」とも語っている。クリス・マーティンは12作目のアルバムが完成する頃にはコールドプレイの物語として「すべてが納得のいく」ものになるはずだと説明している。

現在、コールドプレイはロンドンのウェンブリー・スタジアムで10公演を行っている。

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