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オジー・オズボーンは亡くなったことを生中継で引き合いに出したWWEのレスラーに批判の声が寄せられることとなっている。

現地時間8月25日、WWEはバーミンガムのBPパルス・ライヴより『WWE RAW』の生中継を行っており、この番組はネットフリックスで世界配信されている。

オジー・オズボーンは現地時間7月22日に亡くなっており、遺族は声明で「愛に囲まれて」亡くなったと述べている。オジー・オズボーンとブラック・サバスは現地時間7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題した最後のライヴも行っている。

『WWE RAW』の生放送でアイルランド人レスラーのベッキー・リンチはニッキー・ベラとの対立セクションに登場しており、今週パリで行われる女子インターコンチネンタル王座戦に向けて緊張感を高めている。ベッキー・リンチはこの争いで悪役を演じており、数週間にわたって毎週訪れる都市やそこの観客を侮辱する行為を繰り返してきた。

昨夜の放送でニッキー・ベラはベッキー・リンチにその場でレスリングをしようと持ちかけたが、ベッキー・リンチはそんなことはしないと拒否しており、亡くなったオジー・オズボーンをネタに暴言を吐いている。

「バーミンガムなんかでレスリングはやらない。この地から生まれた唯一よかったものも先月亡くなってしまった。でも、オジー・オズボーンについて公平に言うならば、彼はロサンゼルスというまともな都市に移住するという賢明な判断をしていた。だって、バーミンガムで暮らしていたなら、私も死んでいただろうから」とベッキー・リンチが言うと、会場はブーイングに包まれることとなっている。

この発言を受けて、オジー・オズボーンのファンはソーシャル・メディアで不満を露わにしており、あるファンは「悪役」が愛されるアイコンに対して弱みを突くのはよくあることだが、ベッキー・リンチの発言は「時期尚早」だし、「失礼すぎる」と述べている。

オジー・オズボーンはWWEのリングで活躍したことはないものの、2021年にWWEの殿堂入りを果たしている。オジー・オズボーンがWWEの番組に初出演したのは1986年の『レッスルマニア2』で、ブリティッシュ・ブルドッグスが世界タッグ王座を獲得するのを応援するためにリングサイドに立っている。2009年にはオジー・オズボーンとシャロン・オズボーンは『WWE RAW』の司会を務めている。

オジー・オズボーンが最後にWWEと関わったのは2022年の「サバイバー・シリーズ:ウォー・ゲームス」で、ブラック・サバスの“War Pigs”をテーマ曲として使うことを許可している。映像商品でオジー・オズボーンは“War Pigs”を披露して、「ウェルカム・トゥ・ウォー・ゲームス」と宣言している。

オジー・オズボーンについてはバーミンガムで葬列が市街を巡り、数千人の人たちが参列することとなっている。その後、プライベートの葬儀はバーミンガムシャーにある自宅敷地内で行われ、エルトン・ジョンやメタリカのメンバーが参列する中で埋葬されている。

訃報を受けて、音楽界からは多くの追悼の声が寄せられており、アリス・クーパー、エルトン・ジョン、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロング、ジャック・ホワイト、ヤングブラッド、ゴーストらがオジー・オズボーンに追悼の意を表している。

また、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードは最後のライヴから2週間あまりでオジー・オズボーンが亡くなったと聞いた時のことを振り返っている。「亡くなった日に電話をもらったんだ。ホテルの部屋で電話を切った。イングランドのリーズだったと思う。身を丸めて、何時間も号泣してしまった。信じられなかったんだ。いまだに信じられない。多くの人と同じように今も悲しんでいるよ」

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