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メタリカのベーシストであるロバート・トゥルヒーヨはオジー・オズボーンの葬儀を振り返っている。
オジー・オズボーンは現地時間7月22日に亡くなっている。享年76歳だった。オジー・オズボーンは現地時間7月5日に地元バーミンガムで最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」も行っている。
オジー・オズボーンのプライベートの葬儀はバーミンガムシャーにある自宅敷地内で行われ、エルトン・ジョンやメタリカのメンバーが参列する中で埋葬されている。
葬儀の前には葬列が最後のライヴが行われたヴィラ・パークを出発して、バーミンガムの中心部を巡る形となっており、数千人が参列している。葬列の際にオズボーン家の人々は自動車を降りて、ブラック・サバス・ブリッジとベンチに設置されたファンの追悼碑に立ち寄っている。
衛星ラジオ局「シリウスXM」のエディ・トランクの番組に出演したロバート・トゥルヒーヨは葬儀について次のように語っている。「参加したのは数少ない人々だったけど、本当に美しかった。最後のスピーチは……本当に悲しかったけれど、同時に想像できると思うけど、すごく笑えるものもあったんだ。すごく涙が流れたよ」
ロバート・トゥルヒーヨはブラック・サバスのメンバーによるスピーチの最後でギーザー・バトラーが「泣き崩れたんだ。彼は明らかに大変な時期にあった。でも、立ち直って、素晴らしい弔辞を披露していた」と語っている。
ロバート・トゥルヒーヨは次のように続けている。「葬儀の最初は1時間くらい雨が降っていた。分からない。1時間以上、前から降っていたかもしれない。そこから葬儀が進んでいったら、天気が変わって、まったく違うことになったんだ。ケリー・オズボーンが歌を披露したら、風が歌詞を運んでいって、オジーが楽しんでいるような雰囲気になった。そして、ギーザー・バトラーが話をしたら、太陽が顔を出した。嘘じゃないんだ。太陽が出てきて、そこからが美しくて、マジカルな雰囲気になったんだよ」
「そこからまた悲しくなったけど、みんなオジーのことを話し始めたんだ」とロバート・トゥルヒーヨは続けている。「突然、笑いが起こり始めて、『あんなこともあったよね』と、いろんな話が出てきた。こういうインタヴューで語ってきたようなことだよ。あれでやっと一区切りがついた気がする。行ってよかったよ。妻のクロエと行ったんだ。あの瞬間を家族のみなさんと過ごすことができてよかった。本当に美しかったんだ。多くの人が心からの言葉を語り、いろんなミュージシャンやクルーともう一度挨拶することができたんだ」
メタリカも最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」に出演しており、ブラック・サバスの“Hole In The Sky”と“Johnny Blade”をカヴァーしたほか、“Creeping Death”、“For Whom The Bell Tolls”、“Battery”、“Master Of Puppets”を披露している。
オジー・オズボーンについては『オジー・オズボーン:カミング・ホーム』というドキュメンタリーが放送されることも決定している。本作は「最終章」を「近い距離から見つめた」もので、家族が協力して、最後の3年間に撮影された映像が使われているという。『オジー・オズボーン:カミング・ホーム』はBBCで8月18日に放送される。
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