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ブラック・サバスのドラマーであるビル・ワードとベーシストのギーザー・バトラーはオジー・オズボーンの訃報を受けて追悼の意を表している。

訃報は遺族によって声明が現地時間7月22日に発表されており、オジー・オズボーンは「愛に囲まれて」亡くなったという。享年76歳だった。

オジー・オズボーンとブラック・サバスは現地時間7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題した最後のライヴを行っており、最後となった“Paranoid”の紹介時にオジー・オズボーンは観客に感謝の言葉を伝えていた。「次が最後の曲だ。みんなの応援のおかげで素晴らしいライフスタイルを生きることができた。心の底から感謝しているよ」

オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードが共演するのは2005年以来となっている。

ここ15年間にわたってオジー・オズボーンと険悪な関係にあったビル・ワードはX/ツイッターで次のように述べている。「今、君はどこにいるだろう? 言葉なしの抱擁、出られなかった電話などが思い出されるけれど、いや、君は私の心の中に永遠にいる。シャロンと家族には心からお悔やみを申し上げます。安らかに。ファンのみんなにも心からお悔やみを申し上げます。さよならはしない。永遠に感謝するよ」

ギーザー・バトラーは次のように述べている。「さようなら、親愛なる友人よ。これまでの歳月に感謝している。本当に楽しいこともあった。アストン出身の4人の少年について、誰がこんなことになると思っただろう。最後にもう一度、アストンに戻ってやることができて、嬉しかったよ。愛しているよ」

ブラック・サバスの4人のオリジナル・メンバーは2011年にニュー・アルバムをレコーディングして、2012年にツアーを行うことを発表していた。しかし、ビル・ワードは当時、シャロン・オズボーンが提案した契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明している。

そのため、オジー・オズボーンとトニー・アイオミはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのベーシストであるブラッド・ウィルク、オジー・オズボーンのソロからドラマーのトミー・クルフェトスを迎えて、アルバム『13』をレコーディングしている。

そのため、ビル・ワードとオジー・オズボーンは言葉の応酬を繰り広げることとなっており、オジー・オズボーンは2015年に次のように述べていた。「ビル、契約不可なんていう煙幕は止めて、正直になってくれ。心の奥底ではアルバムと16ヶ月のツアーをこなす能力がないことは分かっていたはずだ。君にとっては残念だけれど、2013年に君が何度も入院していたように、我々の直感は正しかったんだ。ビル、僕たちは長い付き合いだ。手に負えなくなる前に今すぐ止めよう。神の御加護がありますように」

トニー・アイオミもオジー・オズボーンの訃報を受けて追悼の意を表して、次のように述べている。「ただただ信じられません。親愛なる友人であるオジーがヴィラ・パークの公演からわずか数週間で亡くなりました」

「あまりに切ないニュースで、言葉が見つかりません。彼のような人物は現れないでしょう。ギーザー・バトラー、ビル・ワード、私は兄弟を失うことになりました。シャロンとオズボーン家の家族にお悔やみを申し上げます。安らかに」

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