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スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンはブラック・サバスの最後のライヴについて振り返り、「美しくも切なかった」と述べている。

ブラック・サバスの最後のライヴは現地時間7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで開催されており、オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードは2005年以来となる形で共演を果たしている。

このライヴにはメタリカ、スレイヤー、パンテラ、アリス・イン・チェインズ、ゴジラ、アンスラックス、ガンズ・アンド・ローゼズ、トゥールらが参加しており、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロが音楽監督を務め、ジェイソン・モモアが司会を務めている。

ライヴではスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンがトゥールのアダム・ジョーンズ、トム・モレロ、K・K・ダウニング、ルディ・サーゾ、トゥールのダニー・ケアリーと共演を果たして、ジューダス・プリーストの“Breaking the Law”やブラック・サバスの“Snowblind”をカヴァーしている。

今回、ビリー・コーガンはソーシャル・メディアでブラック・サバスが最後のライヴを行った「美しくも切なかった1日」を振り返っている。

「美しくも切なかった1日を少し振り返っておく。ブラック・サバスを初めて聴いたのは50年以上前の叔父のステレオだった。だから、4万5000人を超える観客と共にサッカーのピッチに立って、個人的にもプロとしても自分の琴線に触れた偉大で決定的なグループの終焉を目撃するのは現実とは思えない体験だった。そこには時に仕事としても絆としても貴重な瞬間が含まれていた」

ビリー・コーガンはブラック・サバスのメンバーそれぞれに感謝しつつ、イベントをデザインして、声をかけてくれたシャロン・オズボーンに「頭が上がらない」と続けている。

「本当に数え切れないほどの栄誉だった。リハーサルでは多くの人の情熱的なパフォーマンスを目撃できた。敬愛する人もいれば、知り合いもいて、音楽と友情の10時間に及ぶイベントの変遷を目撃できたことは圧巻だった」

「もちろん、音楽は人生のサウンドトラックだけれど、昨日の出来事は私にとって本当に特別なものだった。三次元のサウンドトラックがリアルタイムで作られていった。すべてはかつてアースと呼ばれたバンドの凱旋を祝うものだった」

ビリー・コーガンはブラック・サバスを祝福するために多くのアーティストが集まった「魔法」を振り返りながら、ライヴを通して喜びも悲しみも感じていたと述べている。「昨日は正しい場所に正しいタイミングでいることに純粋な喜びを口にしながらも、自分のヒーローが魔法のような伝説の剣で別れを告げるのを見て、静かに涙した」

この日のライヴでは他にもレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、ブリンク182のトラヴィス・バーカー、トゥールのダニー・ケアリー、トム・モレロ、ヌーノ・ベッテンコート、ルディ・サーゾでブラック・サバスの“Symptom Of The Universe”をカヴァーして、ドラム対決も披露している。

また、エアロスミスのスティーヴン・タイラーはトム・モレロと共に、ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッド、エクストリームのヌーノ・ベッテンコートがギターを、クワイエット・ライオットのルディ・サーゾがベースを、ブリンク182のトラヴィス・バーカーがドラムを担当して、“Train Kept A Rollin”を演奏している。

その後、トラヴィス・バーカーに代わってレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスがドラムを担当して、エアロスミスの“Walk This Way”、レッド・ツェッペリンの“Whole Lotta Love”を演奏している。

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