リチャード・アシュクロフトがニュー・シングル“This Is How It Feels”のミュージック・ビデオを公開している。
ミュージック・ビデオはリチャード・アシュクロフト本人が監督したもので、ソロ・アーティストとして公式ヴィジュアルとしては6年ぶりのものとなっている。
楽曲は来たるニュー・アルバム『ジーズ・ピープル』からのものとなっており、通算5作目となるソロ・アルバムは5月20日にリリースされる。
“This Is How It Feels”のミュージック・ビデオはこちらから。
ロンドンでレコーディングが行われた『ジーズ・ピープル』はリチャード・アシュクロフトと長年のコラボレーターであるクリス・ポッターがプロデュースを手がけている。
ウィル・マローンとも今回再び作業を行っており、ウィル・マローンはリチャード・アシュクロフトとはザ・ヴァーヴの『ノーザン・ソウル』や1000万枚を売り上げた『アーバン・ヒムズ』、ソロでは2000年発表のデビュー作『アローン・ウィズ・エヴリバディ』でも仕事をしている。
また、2月にアルバムのリリースを受けてのUK公演を5月に行う計画を発表しており、5月14日にマンチェスターのアルバート・ホールで、5月16日にロンドンのラウンドハウスでライヴを行うことを発表しており、チケットは2月26日に発売されたが、どちらの公演もわずか25分で売り切れたという。
アルバムではシリアの内戦や、アラブの春の勃興、親友の死といったトピックに取り組んでいるとのことで、その理由として声明には「何もしないことは、このニヒリスティックで病んだ戦争の時代においては罪になる」と記されている。
また、「昔のアートを統合するために、新たなサウンドやテクスチャーを見つけようと、古い機材や新しい機材で実験してみた」とし、昨年メキシコやチューリッヒ、ビルバオで行った多くのアコースティック・ライヴが、「現代における吟遊詩人になるために、自身の混乱の道程をクリアにしてくれる」手助けとなったと綴っている。
リチャード・アシュクロフトは『NME』に以下のように語っている。「一時期の問題ではなく、僕らはとんでもない時代に暮らしているということについて書いているんだ。非常に好戦的な戦争が引き起こされてきていて、民衆の運動もそれによって準革命的なものになってきてる。(エジプトの)タハリール広場がそうだよね。すべてが地球規模でスタートしてしまい、人々は分断されてしまった。唐辛子スプレーや催涙ガスがあらゆるところで使われている。すごくニヒリスティックな時代にいると思うんだ。多くの人が亡くなる世界的な戦争の時代にいるんだよ。僕は自分のいる社会について考えるのが好きなんだけど、できることなら僕らに期待感を与えてくれるような何かを計画したいんだよ」
アルバムのトラックリストは以下の通り。
‘Out Of My Body’
‘This Is How It Feels’
‘They Don’t Own Me’
‘Hold On’
‘These People’
‘Everybody Needs Somebody To Hurt’
‘Pictures Of You’
‘Black Lines’
‘Ain’t The Future So Bright’
‘Songs Of Experience’
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