NeilYoung201707

BBCは、ニール・ヤング、ドアーズ、ジャーニー、ボニー・レイットの楽曲を今後、放送及びその他の目的で一切使用しないつもりであることを明らかにした。

当該のアーティストたちはイギリスの著作権保護協会、MCPSから退会しており、今後も協会とのライセンス契約に合意する意向はないとしている。

BBC法務担当部署は同局のテレビやラジオ番組のプロデューサー及びスタッフに対し、今後アーティストの著作権管理を行う著作権管理会社と契約を結ばない限りは、楽曲が放送などで使用されても現状では支払方法がないことを伝えたという。

また、BBCはこれらのアーティストによる原曲に加え、カヴァーやサンプリングで使用された楽曲についてもブラックリスト化したという。

代わって、こうしたアーティストらの著作権管理を担当しているウィクセン・ミュージックは次のようにコメントしている。「我々の提示する契約内容についてライセンス交渉を行えば、BBCはいつでもニール・ヤングとザ・ドアーズの楽曲を使用することが出来ます」

「つまり、楽曲の使用方法や使用料についてクライアントであるアーティストへの告知や許可がないまま、我々が事前に使用を許可することはないということです。彼らの活動拠点であるアメリカでは、テレビ局が楽曲の使用許可を得る際には、アーティストやソングライター、または代理人から使用許可を得て、使用料について交渉します。そうした交渉がないまま包括的に事前に許可するなんてことはないことなのです。我々はアーティストやソングライターが自分の作品の使われ方や使用料について自身で決定したいという意思を尊重しています」

特定のアーティストや権利者の楽曲使用権について直接契約する意向があるかを問われたBBCは、次のように返答している。「我々は包括的なライセンス契約が最も効率的であり、経費削減にも大きく貢献すると考えています」

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