
Photo: GETTY
デフ・レパードのドラマーであるリック・アレンはフロリダ州であった2年前の暴行事件について語り、「非常にトラウマ的な体験」で、「困難な時期を迎えていた」と語っている。
2023年3月、リック・アレンはフロリダ州フォートローダーデールのフォーシーズンズ・ホテルの外で暴行を受けることとなっている。リック・アレンはホテルの外でタバコを吸っていたところ、マックス・エドワード・ハートリーという人物が柱の陰から現れて、リック・アレンに突進し、彼を地面に押し倒したとされている。
警察はリック・アレンが「地面に頭を打って怪我をすることになりました」と述べており、助けようとした女性もマックス・エドワード・ハートリーに複数回暴行を受けて、髪をつかまれたという。
現地時間4月17日、シリウスXMの『トランク・ネイション』に出演したリック・アレンは今年の『モンスターズ・オブ・ロック・クルーズ』に自身の手掛けたアートワークを出展しない理由について語っている。
「フロリダ州で起こったこともあって、困難な時期を迎えていたんだ」とリック・アレンは語っている。「ホテルの外で殴られた時から今もまだ続いているんだよね。できるだけ最善を尽くして対処しようとしたこともあって、忙しくしてきたサイド・プロジェクトには休止しなきゃいけないものもあった。そのおかげで、家で過ごす時間が増えたんだよ」
「だから、本当に自分としては試練だったんだ。すべてを過去のことにして、こうした状況から普通の自分に戻れたらと思うけど、非常にトラウマ的な体験だった。なかなか難しかった。でも、早く過去のことにできればと思うけどね」
1984年に自動車事故で腕を失ったリック・アレンは暴行を受けた後は「人のそばにいるのが難しくなっていた」と語っている。
「それで思ったんだよ。『頑張って、無理しなくていい。目の前のことだけに対処していけばいい。必要なだけ自宅で過ごせばいい』ってね」とリック・アレンは続けている。「言った通り、過去のことにして、サイド・プロジェクトをやることができたらと思うけどね。アートは特にね。早く戻れたらと思う」
2023年、リック・アレンは暴行事件を受けた当時、ファンからの応援について感謝の気持ちを述べている。
「今は一緒にいて、安全な場所で回復に向けて取り組んでいます」とリック・アレンは述べている。「関係者全員が治ることに気持ちを注いでくれています。混乱や衝撃から共感と思いやりへと移行しようとしている私たちの取り組みに加わっていただければと思います。こうした暴力行為が多くの人にとって誘発となりかねないことを理解しています。世界各地のコミュニティにおけるファンや兵役経験者、救急隊員に思いを馳せています」
事件後、19歳のマックス・エドワード・ハートリーは2件の暴行、4件の犯罪行動、「年配の障害を持つ大人への虐待」といった罪で逮捕されている。
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