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デヴィッド・ボウイの娘のレクシー・ジョーンズはデビュー・アルバム『ザンドリ』をリリースしたことを受けて、声明を発表して父親の「コピー」ではないと述べている。
デヴィッド・ボウイとイマン・アブドゥルマジドの娘であるレクシー・ジョーンズは今月12曲を収録したアルバムをリリースしている。ポップ、エレクトロニック、インディ・ロックの要素を取り入れており、24歳のレクシー・ジョーンズことアレクサンドリア・ザーラ・ジョーンズはヴォーカルを担当している。
『ザンドリ』というアルバム・タイトルは「守り人」を意味するギリシャ語から来ており、“Standing alone”、“Moving on”、“Through all the time”といった楽曲が収録されている。
今回、レクシー・ジョーンズはインスタグラムに「デヴィッド・ボウイの娘、それで注目してもらえたんだよね?」と題した文章を投稿している。
文章には次のように記されている。「私はレジェンドの娘です。しかし、父の名前以上の存在です。血筋を見て、サウンドは聴いてもらえるけど、私のことは見てもらえません。同じ気持ちにはなってくれません」
「私は父の絶頂時と比較されます。そこに達することになっているかのように。しかし、すでに終わったことを追いかけるためにやっているわけではありません。自分のやったことを気に入っている時点で、すでに私の勝ちだと思っています」
文章は次のように続けられている。「私の作ったものを好きになってくれる人もいれば、私の動向を笑う人もいます。遺産を受け継いでほしいと思っているようですが、それは自分にとって本当のことではありません」
レクシー・ジョーンズは自分はデヴィッド・ボウイの「コピーでもなければ、影でもありません」として、次のように続けている。「私はみなさんと同じように混乱している一人の女性です。自分がうまくできると思ったこともありませんし、追求する価値があると思ったこともありません」
レクシー・ジョーンズは次のように述べている。「みんなに愛され、賞賛されるような人物になろうとは思っていません。だから、私は自分なりのリズムを生み出して、本当の自分を見せていこうと思います」
「しかし、常に絶望させられ、『どうでもいい』と言われ、比較される気持ちは分かってもらえないと思います」
「けれど、続けていきます。世界に喜んでもらうことは難しいとしても自分を続けていきます。父の跡を継ぐつもりはありません。私なりの平穏を見つけていこうと思います」
2023年、レクシー・ジョーンズは父親の死から7年となったことを受けて、一緒にキーボードを演奏する動画をソーシャル・メディアに投稿している。
デヴィッド・ボウイは18ヶ月に及ぶガンとの闘病の末に2016年1月10日に亡くなっている。亡くなる2日前の、69歳の誕生日だった1月8日に通算26作目となる最後のアルバム『★(ブラックスター)』をリリースしている。
また、デヴィッド・ボウイについてはかつての南ロンドンの自宅が売りに出されたことが明らかになっている。
ブロムリーのキャノン・ロードにあるこの家はデヴィッド・ボウイが子どもの頃に住んでいた物件で、その歴史を考えるとかなりリーズナブルな価格設定で「44万9500ポンド(約8700万円)ほど」の入札を求めるものとなっている。
2つのベッドルームがあるこの物件は6歳だった1953年に1年間、デヴィッド・ボウイが家族と共に暮らしていた住宅で、デヴィッド・ボウイの生家であるブリクストンのスタンスフィールド・ロードの家の後に彼らが引っ越した最初の場所となっている。
デヴィッド・ボウイは今年のレコード・ストア・デイに『レディ、セット、ゴー!』のスペシャル・エディションがリリースされている。
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