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マルーン5のアダム・レヴィーンは2014年にザ・ビートルズの“All My Loving”と“Ticket to Ride”をカヴァーした時のポール・マッカートニーの反応について振り返っている。
ギタリストのジェームズ・ヴァレンタインと『ハワード・スターン・ショウ』に出演したアダム・レヴィーンは『ナイト・ザット・チェンジド・アメリカ:ア・グラミー・サルート・トゥ・ザ・ビートルズ』に出演した時のことを振り返っている。この番組はザ・ビートルズの『エド・サリヴァン・ショウ』出演から50周年に際して2014年2月にCBSで放送されている。
番組にはポール・マッカートニーとリンゴ・スターも出演しており、アリシア・キーズ、エド・シーラン、ケイティ・ペリー、スティーヴィー・ワンダー、ジョン・レジェンドらがザ・ビートルズの楽曲をカヴァーしている。番組はマルーン5による“All My Loving”と“Ticket to Ride”のカヴァーから始まっている。
「ものすごく怖かったよ」とジェームズ・ヴァレンタインが語ると、アダム・レヴィーンは次のように続けている。「人生で何度か怖いことはあったけど、あれは間違いなくその一つだった。『なんてことだ』と思ったよ。カッコつけることもできるけど、ずっとそういうわけにはいかないからね。だって、リンゴ・スターとポール・マッカートニーだよ。それですました顔をしているんだったら、お前らはいらないよという話だからね」
「終わった後、ポール・マッカートニーが近づいてきて、『俺たちのほうがうまいな』と言ったんだ」とアダム・レヴィーンは笑いながら振り返っている。「笑えたよね。笑いが止まらなかった。『もちろんですよ。あなたはポール・マッカートニーで、あなたはザ・ビートルズですから』と言ったよ」
アダム・レヴィーンによれば、その数ヶ月後にポール・マッカートニーはパーティーで確執になったかもしれないと謝る機会をもうけてきたという。「彼は『分かって欲しいんだけど、あれで面倒なことになっていたら、君を侮辱したいわけではなかったんだ』と言ってくれたんだ。『侮辱していたなら謝るよ』ってね。『いやいや、そんな。あなたはポール・マッカートニーなんですから』という感じだったよ」
「自分のヒーローがどんな人たちかというのを素晴らしい形で裏切ってくれた」とアダム・レヴィーンは続けている。「彼も脈打つ心臓と美しい魂をもった人間であり、僕の感情が損なわれたかもしれないと考えてくれる人だったんだ。もちろん、僕の感情はまったく損なわれていなかったんだけどさ」
先日、アダム・レヴィーンは2025年にニュー・アルバムをリリースすることを明かして、ファースト・シングルがもうすぐリリースされることを示唆している。
アダム・レヴィーンは『ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン』に出演して、マルーン5が復帰作をリリースするのではないかという噂について訊かれている。
「噂は本当であることを明らかにしようと思うんだ」とアダム・レヴィーンは語っている。「噂は正しいよ」
ジミー・ファロンが次回作について公開できる詳細はあるのかと訊かれると、アダム・レヴィーンは次のように答えている。「詳細はもう見えてきているんだけど、明かすことはできないんだ」
アダム・レヴィーンは次のように続けている。「でも、詳しいことを言うと、基本的にはシングルが今月末くらいに出るんだ。楽しみだね。アルバムは夏にかけて出ることになると思う。夏のいつかは具体的に言えないんだけどね」
「あとは、もっとざっくり言うと、秋頃にツアーがあるんだ」
マルーン5は最新作となる通算7作目のアルバム『ジョーディ』を2021年にリリースしている。『ジョーディ』にはミーガン・ザ・スタリオン、スティーヴィー・ニックス、H.E.R.らがゲスト参加している。
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