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ハード・ライフは昨年リリースされたシングル“Tears”に続く新曲“Othello”の音源が公開されている。

“Othello”はBBCラジオ1のホッテスト・レコードとして初オンエアされており、イージー・ライフからバンド名を変更した時期の後にマレー・マトレーヴァーズが日本に滞在していた時に作曲とレコーディングが行われている。

マレー・マトレーヴァーズは自分が作っている音楽に不満を感じた後、自発的に東アジアへの旅行を計画して、新しい音源に取り組んでおり、その後、昨年12月にレスターに戻って、バンド・メンバーと再会を果たす形となっている。

“Othello”はマレー・マトレーヴァーズが旅行中に出会った、オーストラリアと日本にルーツを持つ音楽プロデューサー、タカ・ペリーがプロデュースと作曲で参加している。

“Othello”のミュージック・ビデオはこちらから。

マレー・マトレーヴァーズは“Othello”というタイトルについて「ボードゲームをもじったダジャレ」だとしつつも「信頼、アイデンティティ、嫉妬のような抑えきれない感情の破壊的な力といった歌詞のテーマからも来ている」と説明している。

「恋愛でも個人でも仕事でも人間関係というのは一筋縄でいくことは滅多になくて、難しい決断をした後、時には後戻りできないところに達してしまうことがある。“Othello”は、誰かがあなたの人生から去り、未知のことにもがいて深い空虚感に支配される、そんな不安定な状態を捉えたものなんだ」

ハード・ライフはサード・アルバム『オニオン』が7月18日にリリースされることも明らかになっている。

ハード・ライフはイージー・ライフとして活動していたものの、昨年6月にリリースされた“Tears”のリリースと共にバンド名を改名することを発表している。

「この名前については深読みしてほしくないんだ」とフロントマンのマレー・マトレーヴァーズは『NME』に語っている。「緊張はしたよ。白人の中流階級の人間として、本当の意味でハードな人生を送ってきたわけではないからね。文脈を理解してもらう必要があるんだ」

「マネージャーと話をして、『法的措置を取られる可能性があるから、名前を変えなければいけない』と言われた最初の日に、メンバー全員ですぐさま『ハードな人生だな』と言っていたんだ。だから、最初の直感的なものなんだよね」

マレー・マトレーヴァーズは次のように続けている。「そうやって笑っていて、真面目に受け止めていたわけではないんだけど、他の選択肢をいろいろ考える内に、ハード・ライフに舞い戻ることになったんだよね。笑えたからね。みんな、あれに手応えがあったみたいで、こういうのってイージー・ライフだとよくあることなんだ」

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