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ブラーのアレックス・ジェームスは今年のビッグ・フェスティバルでブリットポップの名曲をクラシックで演奏する試みが行われることを明らかにしている。

ライヴ・パフォーマンスと食への取り組みを組み合わせたビッグ・フェスティバルはオックスフォードシャー州キンガムにあるアレックス・ジェームスのコッツウォルズ農場で8月22日から24日にわたって開催される。

オーケストラとゲスト・シンガーを迎えてダンス・ミュージックの名曲を演奏した昨年のミニストリー・オブ・サウンド・クラシックのように、アレックス・ジェームスは生バンドとフル・オーケストラでブリットポップの名曲を披露するアクトが最終日となる8月24日のトリを務めることを発表している。

これは現地時間4月3日にハックニーのLVLSで開催されたビッグ・フェスティバルのローンチ・パーティーで発表されており、ロンドン・コンサート・オーケストラが2人のギタリスト、2人のキーボーディスト、4人のシンガー、スペシャル・ゲストと共演して、ブラー、オアシス、パルプ、スーパーグラスなどの曲を披露するものになるという。

アレックス・ジェームスは次のように語っている。「昨年の夏はミニストリー・オブ・サウンドをクラシックで演奏するアクトがヘッドライナーを務めたんだけど、文字通り衝撃を受けたんだ。フェスティバルで観た中でも最高のもので、オーケストラやレーザー、照明といったプロダクションによってフェスティバルのアンセムとなっていたんだよ。素晴らしかった。涙しない者はいなかったね」

「それでスペシャル・ゲストを迎えて、スタッフが揃えば、いろんな曲にストリングスや管楽器を入れて、パーティーできるんじゃないかと考え始めたんだ。完全に再解釈するというわけじゃなく、曲の素晴らしさを引き出せたらと思ったんだよ」

参加するスペシャル・ゲストについては口を閉ざしたままだったが、アレックス・ジェームスは次のように続けている。「フィル・ダニエルズが“Parklife”を披露するのは明らかにしてもいいかな。彼を止めてほしいぐらいだね。そんなにサプライズはないと思う。ブラーのアレンジなどを手掛けたマイク・スミスがブラーのオーケストレーションを手掛けている。しっかりしたものをお届けするつもりだよ」

アレックス・ジェームスはすでに4時間半分の候補曲があり、それを90分まで減らそうとしているところだと語っている。

「今年の夏、日曜日の夜に徐々に盛り上がるフィナーレを迎えるのに、これ以上の方法は思いつかないね」とアレックス・ジェームスは語り、次のように冗談を飛ばしている。「オアシスがやってもうまくいかないだろうね。彼らはグルメではないからね。ブラーがこのフェスティバルをやるのは、ブラーがゴリラズのアルバムに参加するようなことだ。だから、やることにしたわけじゃないけどね。でも、本当に楽しみにしているんだよ」

ローンチ・パーティーでストリングスのカルテットはブラーの“Song 2”、“Parklife”、“The Universal”、ザ・ヴァーヴの“Bitter Sweet Symphony”、オアシスの“Wonderwall”と“Don’t Look Back In Anger”、レディオヘッドの“Creep”といった楽曲を演奏している。

今年のビッグ・フェスティバルは8月22日はネリー・ファータドがヘッドライナーを務め、8月23日はフェイスレスがヘッドライナーを務めることが決定しており、トラヴィス、ザ・ウォンバッツ、ソフィー・エリス・ベクスターらが出演することも発表されている。

昨年のビッグ・フェスティバルはベッキー・ヒルとスノウ・パトロールがヘッドライナーを務め、キャット・バーンズ、ナターシャ・ベディングフィールド、ケイト・ナッシュ、アッシュらが出演している。

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