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オジー・オズボーンの元ベーシストであるルディ・サーゾはブラック・サバスの最後のライヴに参加できることを「光栄に思う」と語っている。

先日、ブラック・サバスは7月5日に地元バーミンガムのヴィラ・パークで最後の公演を行うことを発表している。オジー・オズボーン、ギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードという結成メンバーによるラインナップでライヴを行うのは20年ぶりとなる。

公演にはスペシャル・ゲストとしてメタリカ、スレイヤー、パンテラ、ラム・オブ・ゴッド、トゥール、マストドン、アリス・イン・チェインズ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ヘイルストーム、ゴジラらが出演する。

80年代にオジー・オズボーンのバンドでベーシストを務めたルディ・サーゾは「WDHA-FM 105.5」に出演して、ライヴへの出演することになった経緯について語っている。「西部のカジノでクワイエット・ライオットとライヴをやることになったんだ。アイダホ州だったと思う。それでアレックス・グロッシと昼食を食べていたんだ」

「そうしたらトム・モレロからメールが来てね。10月か11月だった。発表されたのは先月だったけど、その1年前から静かに進んでいたんだよ。僕のメールの話に戻ると、『やあ、ルディ。トムです。シャロンとオジーからイベントに参加したいか、出演可能か、確認してほしいと言われたんです』と書かれていたんだ」

彼個人にとってのこの公演の意義についてルディ・サーゾは次のように語っている。「いろんな理由があるんだけど、あの時は時が止まって、40年前に戻ったようだった。その恍惚状態が終わった後にすぐに『もちろん参加するよ』と返事をしたんだ」

クワイエット・ライオットのブッキング・エージェンシーと仕事をしているアレックス・グロッシには空いているかどうか日程の確認をしなければならなかったが、それ以外の人物には口外しないようにしなければらなかったとルディ・サーゾは続けている。

出演の話については消化する十分な時間があったにもかかわらず、このライヴが与える影響の大きさは計り知れないとルディ・サーゾは語っている。「自分にとっては感謝の思いを示すことができるからライヴをやるわけだけど、このライヴはこうした音楽のトライブをお祝いする場でもあると思うんだよね」

「ヘヴィ・メタルのトライブが結集して、ブラック・サバスとオジー・オズボーンにオマージュを捧げるんだ。出演するバンドの多くは駆け出しの頃、オジー・オズボーンのオープニング・アクトを務めている。メタリカもアリス・イン・チェインズも、スレイヤーでもね。そして、オズフェストにも参加している。ソロ・アーティストのオジー・オズボーンのオープニング・アクトをやっただけでなく、オズフェストにも参加しているんだよ」

「それに加えてこうしたバンドは私たちのやっている音楽、私たちのジャンル、ヘヴィ・メタルの立役者だ。自分の場合、オジー・オズボーンの曲を演奏していただけでなく、『悪魔の囁き』でブラック・サバスの曲も演奏したからね。だから、自分はギーザー・バトラーのフレーズもすごく学んだし、熟知しているんだ」

先日、参加する豪華ラインナップについてシャロン・オズボーンは次のようにコメントしている。「最後に全員が集まった時の写真を想像できる? アイコンが大集合よね。最後の写真はとんでもないものになるだろうし、歴史に残ると思うわ」

また、オジー・オズボーンはブラック・サバスの最後のライヴがどんなものになるかについて自身の考えを語っている。

「ブラック・サバスでまとまったライヴをやるつもりはないんだ。でも、いろいろ何曲かやるつもりだよ。自分にできることをやってみるよ。無理のない範囲でね」

フル・ライヴを最後にやったのは2018年となっているオジー・オズボーンは健康状態について次のように語っている。「よくなろうとしているところなんだ。朝起きた時もベッドから飛び降りているよ。バランスは取らなきゃいけないけれど、死んだわけじゃない。まだまだ活発にやっているよ」

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