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チャペル・ローンとエルトン・ジョンは第97回アカデミー賞に際して開催されたパーティーで“Pink Pony Club”のデュエットを披露している。

今年1月、エルトン・ジョンはエイズ・ファウンデーションの資金を募るアカデミー賞のパーティーのラインナップを発表しており、今年唯一のパフォーマーとしてチャペル・ローンが出演することを発表している。

シェリル・リー・ラルフとニール・パトリック・ハリスが司会を務めたパーティーでは、アフリカや諸外国のコミュニティを支援する国連のエイズ・プログラム「UNAIDS」への資金提供をドナルド・トランプ大統領によるアメリカ政府が停止したことにも言及されている。

チャペル・ローンのパフォーマンス前にエルトン・ジョンは紹介のスピーチを披露して、チャペル・ローンの作品を始めて聴いた時のことを振り返っている。「彼女の作品を聴いて、興奮したんだ。インタヴューもさせてもらって、彼女と彼女の作品のことを好きになった。それで、親切にもこうして出てくれることになったんだ。彼女も今や世界で最もビッグなスターの一人だ。彼女はステージの上だけじゃなく、ステージ以外でも自分の声で語れる人なんだ」

チャペル・ローンはこの日のステージで“Don’t Let the Sun Go Down on Me”や“Your Song”をエルトン・ジョンとデュエットしている。チャペル・ローンは“Your Song”を、メインストリームの成功を収める前の5年前にもカヴァーしている。

チャペル・ローンはデビュー・アルバム『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』より“Pink Pony Club”、“Naked in Manhattan”、“Super Graphic Ultra Modern Girl”、“Femininomenon”、“Hot To Go”といった楽曲を披露しており、“Good Luck, Babe!”も演奏されている。

「私のことを信じてくださって、ありがとうございます。あなたのおかげで私は今の自分のようなアーティストになれました」とチャペル・ローンはステージでエルトン・ジョンに語っている。チャペル・ローンは“Your Song”を「曲を書いた人の前で」披露するのは「怖かった」ことも認めている。

今年1月、エルトン・ジョンは名声に対処するためにチャペル・ローンにかけたアドバイスを明かしている。

チャペル・ローンは2023年発表のデビュー・アルバム『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』が寄与することになって彗星の如く名声を獲得することとなっている。しかし、チャペル・ローンはいいことばかりではなく、突然の名声によるストレスにも直面している。チャペル・ローンはここ数ヶ月にわたってその体験について言及しており、次のように述べている。「サイバーストーキング、ハッキング、他のファンや私たちの愛する人へのいじめ、さらにネット上での影響力と注目のために私たちや私たちの愛する人についてのデマを広めることが何ヶ月も続いており、私たち自身の安全と心の平穏のために今すぐ対処しなければなりません」

エルトン・ジョンは名声に対処するためにチャペル・ローンにかけたアドバイスについて語っている。「チャペル・ローンは突然の成功でちょっと圧倒されたんだと思う。彼女はずっと前から曲を書いてきたわけだけど、あっという間に風船が膨らむことになった。私は彼女を落ち着かせようとしただけだ。『いいかい。大丈夫だから。やりたいことをすればいい。人の言うことは聞かなくていい。自分の速度で歩けばいい。レコード会社のことも聞かなくていい。次のアルバムを出したいと言われても、準備ができた時にやればいい』ってね」

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