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Photo: GETTY
オジー・オズボーンはブラック・サバスの最後となるライヴのためにジムにもう一度通い出したことが明らかになっている。
先日、ブラック・サバスは7月5日に地元バーミンガムのヴィラ・パークで最後の公演を行うことを発表している。オジー・オズボーン、ギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードという結成メンバーによるラインナップでライヴを行うのは20年ぶりとなる。公演にはスペシャル・ゲストとしてメタリカ、スレイヤー、パンテラ、ラム・オブ・ゴッド、トゥール、マストドン、アリス・イン・チェインズ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ヘイルストーム、ゴジラらが出演する。
今回、オジー・オズボーンはこの公演に向けて体力をつけようとしており、ジムにもう一度通い出したことが明らかになっている。
プロデューサーのアンドリュー・ワットは衛星ラジオ局「シリウスXM」のハワード・スターン番組でこのことを明かしている。
「彼は問題ないよ。常に身体が思い通りに動いてくれるわけではないというだけのことだ。でも、数日前に話をしたんだけど、ちょっとずつジムに通い始めているみたいなんだ。そうやって最後のコンサートの準備を進めているんだよ」
「彼は実生活でもアイアン・マンなんだ。それに声は何も変わっていない。彼の声はこれまで同様素晴らしいんだよ」
先日、オジー・オズボーンは衛星ラジオ局「シリウスXM」の自身の番組で最後のパフォーマンスがどのようなものになるかについて語っている。
「ブラック・サバスでまとまったライヴをやるつもりはないんだ。でも、いろいろ何曲かやるつもりだよ。自分にできることをやってみるよ。無理のない範囲でね」
フル・ライヴを最後にやったのは2018年となっているオジー・オズボーンは健康状態について次のように語っている。「よくなろうとしているところなんだ。朝起きた時もベッドから飛び降りているよ。バランスは取らなきゃいけないけれど、死んだわけじゃない。まだまだ活発にやっているよ」
先日、オジー・オズボーンはインタヴューで「歩くことができない」ことを明かしたが、妻のシャロン・オズボーンは「声に影響はない」と語っている。シャロン・オズボーンは次のように説明している。「パーキンソン病は進行する病気だから、安定させることはできない。身体のいろんな場所に影響を及ぼし、足にも影響している。でも、声はこれまで通り素晴らしいわ」
ヴィラ・パークでトニー・アイオミと共に『NME』のインタヴューを受けた妻のシャロン・オズボーンはオジー・オズボーンは「本当に元気だ」と説明している。
「彼はみんなにありがとうを伝えたいのよ」とシャロン・オズボーンは語っている。「病気のために、そうした機会というものがなかった。でも、今回でその機会が持てることになる」
シャロン・オズボーンは最後のライヴについて「ジャンルを切り拓き、それを次のバンドへと受け継いだパイオニアを称えるもの」になると述べている。「こういうことって大抵は亡くなった時に行われることだけど、生きている間にそれが認められるというのは素晴らしいことだと思う」
「キャリアにおいては、何をやっても前にやっていたことに及ばないという段階はやってくる」とシャロン・オズボーンは語っている。「過去の成功に甘んじて、『みんなは今も好きだと言ってくれているし、売れてもいる。昔ほどのことはできないよ』と言うようなものだけど、それで充分なのよ」
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