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ブラック・サバスは最後のライヴをバーミンガムで行うことを発表して、サポート・アクトとしてメタリカ、スレイヤー、パンテラらが出演することが決定している。

ブラック・サバスはオジー・オズボーン、ギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードという結成メンバーによるラインナップで20年ぶりとなるライヴを7月5日に行うことを発表している。公演は地元バーミンガムのヴィラ・パークで開催される。

「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題されたライヴの開催は現地ヴィラ・パークでトニー・アイオミとオジー・オズボーンのマネージャーであるシャロン・オズボーンによって発表されている。

「始まりに戻る時が来たんだ。生まれた場所に立ち返る時だね」とオジー・オズボーンは声明で述べている。「愛する人たちの力を借りて、こんなことができるなんてどれだけ恵まれているんだろう? バーミンガムこそメタルの真の故郷なんだ。バーミンガムよ、永遠に」

結成メンバーによるラインナップでヘヴィ・メタルの先駆者が出演するのに加えて、シーンの大物の数々が出演することも決定している。スラッシュ・メタルのレジェンドであるメタリカ、スレイヤー、アンスラックスのほか、パンテラ、ラム・オブ・ゴッド、マストドン、アリス・イン・チェインズ、ヘイルストーム、グラミー賞を受賞したゴジラといった重鎮が出演する。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロは出演と共に音楽監督を務め、ライヴについて「史上最高のヘヴィ・メタル・ショウ」と評している。

他にはスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、ディスターブドのデイヴィッド・ドレイマン、ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン、アンスラックスのフランク・ベロ、リンプ・ビズキットのフレッド・ダースト、サミー・ヘイガー、ゴーストのトビアス・フォージ、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレン、ザック・ワイルド、コーンのジョナサン・デイヴィス、アンスラックスのスコット・イアン、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、スリープ・トークン、K・K・ダウニング、ジェイク・E・リー、フェイス・ノー・モアのマイク・ボーディン、ルディ・サーゾも出演する。

公演の収益はアストン・ヴィラが支援するこどもホスピスに寄付される。

ブラック・サバスが一夜限りの公演を行う噂はここ数年話題となってきた。昨年、オジー・オズボーンは結成メンバーであるドラマーのビル・ワードが参加したブラック・サバスとしての最後の公演を行う「チャンスがあったら飛びつく」だろうと語り、ギーザー・バトラーはライヴを行うことについて「合意している」と語っていた。

時を同じくして、オジー・オズボーンの妻であるシャロン・オズボーンはライヴから引退する前に「お別れを告げる2つの公演」を計画していることを明らかにしていた。

ブラック・サバスは2017年にフェアウェル・ツアーを締めくくる公演をバーミンガム・アリーナで行っている。しかし、オジー・オズボーンはドラマーのビル・ワードが参加していないことを残念に思っていると語っていた。ビル・ワードは2011年11月に発表されたブラック・サバスの再結成に参加する予定になっていたが、その後、契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明している。

オジー・オズボーンは健康上の問題を抱えており、パーキンソン病や様々な手術のためにライヴをできない可能性を受け止めなければいけないとも語っていた。

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