エルトン・ジョンは名声に対処するためにチャペル・ローンにかけたアドバイスを明かしている。
チャペル・ローンは2023年発表のデビュー・アルバム『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』が寄与することになって彗星の如く名声を獲得することとなっている。昨年のロラパルーザでは史上最多とも言われる観客を集めることとなり、コーチェラ・フェスティバルやガヴァナーズ・ボールでも話題を集めることとなっている。
しかし、チャペル・ローンはいいことばかりではなく、突然の名声によるストレスにも直面している。チャペル・ローンはここ数ヶ月にわたってその体験について言及しており、次のように述べている。「サイバーストーキング、ハッキング、他のファンや私たちの愛する人へのいじめ、さらにネット上での影響力と注目のために私たちや私たちの愛する人についてのデマを広めることが何ヶ月も続いており、私たち自身の安全と心の平穏のために今すぐ対処しなければなりません」
名声を獲得するようになって以来、チャペル・ローンにはパラモアのヘイリー・ウィリアムス、チャーリーXCX、ロードといったアーティストから助言が寄せられており、今回、エルトン・ジョンもフェイスタイムで何度か話をして、助言を送ったことが明らかになっている。
ジ・アンクラーのインタヴューでエルトン・ジョンは名声に対処するためにチャペル・ローンにかけたアドバイスについて語っている。「チャペル・ローンは突然の成功でちょっと圧倒されたんだと思う。彼女はずっと前から曲を書いてきたわけだけど、あっという間に風船が膨らむことになった。私は彼女を落ち着かせようとしただけだ。『いいかい。大丈夫だから。やりたいことをすればいい。人の言うことは聞かなくていい。自分の速度で歩けばいい。レコード会社のことも聞かなくていい。次のアルバムを出したいと言われても、準備ができた時にやればいい』ってね」
エルトン・ジョンは次のように続けている。「自分にも経験があるからね。いろんなことを経験してきた。人が出てくるのも去っていくのも見てきた。あまりにも早くいなくなってしまうこともあるからね」
エルトン・ジョンは長年活動してきたことやレイやビリー・アイリッシュといった急激に成功を収めたアーティストにも言及している。「自分は生き残りだからね。77歳になってもやらしてもらっている。おそらく若い頃と変わらない人気もあるんじゃないかな。そんなのは奇跡だからね。そうしたことを伝えていって、結果を見られるのは素晴らしいことだ。イギリスではシンガーのレイがいる。素晴らしいアーティストだ。彼女は主義主張のためにレコード会社を去り、自分のやりたいことをやった。それが見事に成功を収めた。そんなことをやってのけた彼女が好きなんだ。彼女は姿勢を明確にして、その結果、彼女自身のやるべきことのヴィジョンが実現した。爆発したんだよ」
「ビリー・アイリッシュもそうだよね。彼女のファースト・アルバムが毎週チャートを駆け上がっていくのを見ていた。口コミに次ぐ口コミで、突如成功して、最高の女性アーティストの一人となった。最新作についても素晴らしさでは桁違いだね。彼女の場合、すべてのアルバムに言えるんだけどさ。それぞれ違って、それぞれ進歩がある。すごいだろ。そこからはエネルギーをもらっているよ」
エルトン・ジョンは2023年の最も好きな15曲に“Red Wine Supernova”を挙げており、昨年8月に『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』が初の全英1位を獲得した際にも賛辞の言葉を寄せている。
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