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コールドプレイのフロントマンであるクリス・マーティンは通算12作目のアルバムをリリースした後はアルバムをリリースしない意向であることについて改めて語っている。

アップル・ミュージックのゼイン・ロウとのインタヴューで、クリス・マーティンは通算10作目のアルバム『ムーン・ミュージック』のリリースを控えて、今後のキャリアについて語っている。

「正式なアルバムは12枚しかやらないつもりなんだ。これは本当だよ。約束するよ」とクリス・マーティンは語っている。「だって、少ないほうが意味は大きくなる。批評家の中には少なければ少ないほど、意味が大きくなるという人もいる。そういう制限があるというのは重要なことなんだ」

12枚で終わりにするというのは恣意的な数字のように見えるけれども、クリス・マーティンは過去の偉大なアーティストや作品を踏襲したと述べている。「『ハリー・ポッター』も全7作だし、ザ・ビートルズのアルバムも12.5枚だし、ボブ・マーリーもそれくらいで、大体僕らのヒーローはそうなんだ。それに、そういう制限があることで今はクオリティ・コントロールが高くなっているし、曲ごとにそれをやろうとすると、ほとんど不可能に近くて、だからよかったよね。惰性でやってしまうところを改善しようとしているんだ」

12枚目のアルバムが彼らの最後の作品となるが、クリス・マーティンはその後もジョニー・バックランド、ガイ・ベリーマン、ウィル・チャンピオンといったバンドメンバーとサイド・プロジェクトをやる可能性も示唆している。

先日、コールドプレイは来年の夏に行われるUK公演においてロンドンのウェンブリー・スタジアムで追加の2公演を行うことを発表している。

コールドプレイはウェンブリー・スタジアムで8公演を行うことを発表していたが、9月7日・8日に追加の2公演を行うことをソーシャル・メディアで発表している。

コールドプレイは通算10作目となるニュー・アルバム『ムーン・ミュージック』を10月4日にリリースすることが決定しており、今回のUK公演は収益の10%がミュージック・ヴェニュー・トラストに寄付されることが決定している。

ミュージック・ヴェニュー・トラストはUKにおいて地元ライヴハウスの営業を継続させるために支援を行っている団体で、CEOのマーク・デヴィッドは次のように語っている。「コールドプレイは世界的なスタジアムを埋め尽くすほどの成功に至る過程で草の根のライヴハウスを回った完璧な例と言えるでしょう」

「彼らを支えた草の根のライヴハウスに恩返しをして、自らのキャリアを築くためにこれまで以上に奮闘しているアーティストやプロモーターを評価することで、ウェンブリーへの道のりを祝うのを見るのは素晴らしいことです」

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