グレイト・ホワイトのシンガーだったジャック・ラッセルが亡くなった。享年63歳だった。
ジャック・ラッセルの訃報はソーシャル・メディアで発表されており、現地時間8月15日に家族や友人に見守られながら「穏やかに息を引き取った」という。遺族は「葬儀の詳細は後日発表される予定です」とも述べている。
「ジャック・ラッセルはそのユーモアのセンス、人生に対する並外れた熱意、彼の功績が永遠に受け継がれていくロックンロールへの揺るぎない貢献で記憶され、愛されることになるでしょう」と声明には記されている。
ジャック・ラッセルは先月病気の合併症のためにツアーから引退するとインスタグラムで発表しており、そこからわずか1ヶ月で亡くなっている。「最近、レビー小体型認知症と多系統萎縮症と診断されたことで、自分の望むレベルやみなさんにふさわしいレベルでパフォーマンスをすることができなくなりました。長年の思い出、愛、応援に対する感謝の気持ちは言葉では伝えることができません」
ジャック・ラッセルは1977年に結成したグレイト・ホワイトの活動で最もよく知られている。グレイト・ホワイトは1980年代後半に成功を収め、1987年発表の『ワンス・ビトゥン』、1989年発表の『トゥワイス・シャイ』はプラチナ・ディスクを獲得している。
ジャック・ラッセルは1996年代にバンドを脱退したが、2001年に復帰している。2006年にバンドはグレイト・ホワイトとジャック・ラッセルズ・グレイト・ホワイトという二つのバンドに分裂している。ジャック・ラッセルは先月の引退まで後者のフロントマンを務めていた。
2003年、グレイト・ホワイトは出演していたナイトクラブでステージのパイロが天井の吸音材に引火してパニックとなり、ギタリストのタイ・ロングリーを含む100人が亡くなり、230人が怪我を負うこととなっている。今日まで、この事件はアメリカにおいて最悪の火の演出による惨事となっている。
— OfficialGreatWhite (@GreatWhiteRocks) August 15, 2024
訃報を受けて、グレイト・ホワイトはソーシャル・メディアで次のように述べている。「良いことも悪いことも含めて、このような素晴らしい歩みでそばにいた人物について何を言えばいいでしょう? 音楽がその空白を埋めてくれればと思います。一緒にいた素晴らしい歳月は大切なものとしてあり続けるでしょう。彼とステージを共にするのは特権であり、喜びでした。多くの公演、多くの旅路、マキシマムなロックを共にしてきたのです」
To my friend Jack Russell, such an amazing voice. May you rest in peace. pic.twitter.com/1a7FeR0Tis
— Bret Michaels (@bretmichaels) August 16, 2024
ポイズンのブレット・マイケルズは一緒の写真を投稿して、「友人のジャック・ラッセルへ。驚くべき歌声だった。安らかに眠ってください」と述べている。
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