スティーヴ・アルビニは62回目の誕生日に際してPJハーヴェイ、モグワイ、シェラックのトッド・トレイナーといった人々が追悼の意を表している。
スティーヴ・アルビニは今年の5月7日に心臓発作のために亡くなっている。スティーヴ・アルビニはニルヴァーナの『イン・ユーテロ』、ピクシーズの『サーファー・ロザ』、PJハーヴェイの『リッド・オブ・ミー』、マニック・ストリート・プリーチャーズの『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』などをプロデュースしたことで知られている。
62回目の誕生日に際して妻のヘザー・ウィナはタッチ・アンド・ゴーを通して、写真や思い出を投稿することで「世界中で彼の生涯と功績を称えよう」という試みを行っている。投稿には「#ThankyouSteveAlbini」というハッシュタグが使われている。
PJハーヴェイはインスタグラムのストーリーで『リッド・オブ・ミー』のアルバム・ジャケットを投稿して、次のように述べている。「今日はスティーヴ・アルビニのことを思い出そう。彼の誕生日です」
モグワイもスティーヴ・アルビニが手掛けた2001年発表のシングル“My Father, My King”のアルバム・ジャケットを投稿している。
スティーヴ・アルビニとはシェラックのバンドメイトだったトッド・トレイナーは世界各地を回った数々の写真を投稿している。その中にはハロウィーンの仮装をしたものやピサの斜塔の前で撮影した写真なども含まれている。
妻のヘザー・ウィナはチープ・トリックの2種類のピックや金属製のピックの写真を投稿して、次のように述べている。「スティーヴは常にギター・ピックのケースを右ポケットに入れて持ち歩いていました。今は私がそうしています」
ジーザス・リザードはファースト・アルバム『ヘッド』、セカンド・アルバム『ゴート』を追ったドキュメンタリー『ブレッドクラム・トレイル』からスティーヴ・アルビニの映像を投稿している。
Happy birthday Steve Albini. Thanks for changing the way records sound. And thanks for recording our upcoming record. We can't wait for people to hear it.#thankyoustevealbini pic.twitter.com/oCtR84obvT
— Toadies (Official) (@thetoadies) July 22, 2024
Happy birthday, Steve-san!
For 22 years, Steve-san has always been our guide, teacher and hero. He is the coolest genius and forever, our soul partner. We're so glad we met you, Steve-san. We love you from the bottom of our hearts. We hope to see you again.#ThankYouSteveAlbini pic.twitter.com/hjQBoHvKGX
— MONO (Japan) (@monoofjapan) July 22, 2024
Our man Albini at the boards, circa ‘99. Where the action was: Chicago’s (still-)decrepit Congress Theatre, cutting tracks with Plush for Fed. He was there with us, all the way. Just a few of the things we and the world’ll miss about the old boy. #thankyoustevealbini pic.twitter.com/GmP18VWwTL
— 𝕯𝖗𝖆𝖌 𝕮𝖎𝖙𝖞 (@dragcityrecords) July 22, 2024
訃報を受けて、ニルヴァーナのソーシャル・メディア・アカウントは『イン・ユーテロ』のプロデュースを提案するためにスティーヴ・アルビニから送られてきた4ページに及ぶ手紙をすべて公開している。
「現時点であなたにできる最善のことはまさにあなたが話していたことです。ハイ・クオリティでありながら、最低限の“プロダクション”で、首脳陣の石頭の干渉を受けることなく、数日でアルバムを作り上げることです。もし、それがあなたのやりたいことなのであれば、ぜひ関わりたいと思います」
「そうではなく、気づいたらレコード会社に一時的に厚遇されたものの、どこかで邪魔をされていて(曲やシーケンスやプロダクションの手直しを迫ってきて、アルバムをスウィートにするためお抱えのミュージシャンを呼ばれ、リミックス・ジョッキーにすべてが委ねられる)、残念ながらそうするということであれば、私は参加したくありません」
「私は音楽と存在に対するバンド自身の認識をちゃんとした形で反映したレコードにしか興味がありません。レコーディング手段の信条として、そうすることを約束してくれるのであれば、私はあなたのために全力を尽くします。あなたの役に立てるはずです」
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