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ブラーのギタリストであるグレアム・コクソンは今年のコーチェラ・フェスティバル出演についての物足りなさと「退屈そうなな」観客について語っている。

ブラーは今年4月にコーチェラ・フェスティバルのメイン・ステージに出演しており、“Song 2”や“Popscene”といった曲を含むキャリア全体に及ぶセットリストを披露したが、“Girls & Boys”でコール&レスポンスを試みた時にデーモン・アルバーンは苛立ちを見せていた。

「もっとうまくやれるんじゃないかな」とデーモン・アルバーンは反応の薄い観客に語り、望んだ反応が得られない観客に次のように続けている。「二度と僕らを観ることはないんだから、歌ってくれてもいいんじゃないかな? 言っていること分かる?」

今回、『GQ』誌のインタヴューでグレアム・コクソンはコーチェラ・フェスティバルでのライヴについて語っている。「アルバムを作るのが好きなんだ。ステージにいるのも完全に楽しいけれど、コーチェラみたいな場だと、14時間かけてやってきて、興味もない人たちに演奏することもあるからね。『この年寄りは誰だ?』という目で見られるんだ」

グレアム・コクソンは次のように続けている。「笑顔満面で、素晴らしい時間を過ごしている観客が好きなんだ。そういう人たちのためにやっているからね。コーチェラみたいに退屈そうな観客を見ると、自分のためにやるしかないからね」

「自分のやっていることを楽しむだけだ。表情が変わらないか、何度か不機嫌な顔にも笑いかけてみるけど、自分のやりたいように何とかやってみるしかない。デイヴに顔をしかめて、デーモンが間違えたりした時は笑ったりして、とにかく笑うしかない。他に何ができる? せっかくここまで来たんだから、惨めな時間を過ごしてもしょうがないからね」

先日、デーモン・アルバーンは『KROQ』のインタヴューでコーチェラ・フェスティバルの観客についてデーモン・アルバーンは次のように語っている。「分からないけど、コーチェラは観客に関して言うと、不思議なんだよ。時々分からなくなる。独自の惑星にいるようなものだからね」

グレアム・コクソンは『GQ』誌のインタヴューでウェンブリー・スタジアム公演について「現実とは思えない体験」だったと語っている。「信じられないほど楽しかったし、盛り上がったね。演奏もうまくいったしね。ありがたかったよ」

現時点でブラーとしての活動は未定となっており、デーモン・アルバーンはコーチェラ・フェスティバルで「真実と潔白の精神の下、これがおそらく自分たちの最後のライヴになるんだ」と語っている。

ブラーは本日7月19日にUK&アイルランドでドキュメンタリー作品『ブラー:トゥ・ジ・エンド』が劇場上映される。プレス・リリースには次のように記されている。「30年以上にわたってバンドメイトを続けてきたデーモン・アルバーン、グレアム・コクソン、アレックス・ジェームス、デイヴ・ロウントゥリーの4人が昨年7月に行われることになった初となるロンドンのウェンブリー・スタジアムを控える中で2023年初頭に再び集まって新曲をレコーディングした、その友人関係を追ったものになります」

ブラーはライヴ映像作品『ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』が9月6日に劇場公開されることも決定している。

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