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ブラック・サバスのベーシストであるギーザー・バトラーはオジー・オズボーンがブラック・サバスとしての最後のライヴを「切望している」と語っている。

先日、オジー・オズボーンはドラマーのビル・ワードが参加したブラック・サバスとしての最後の公演を行う「チャンスがあったら飛びつく」だろうと語っていた。ビル・ワードは2011年11月に発表されたブラック・サバスの再結成に参加する予定になっていたが、その後、契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明していた。

ギーザー・バトラーはオリジナル・ラインナップで最後のライヴを行うことについて彼とオジー・オズボーンはライヴを行うことについて「合意している」と語っている。今年1月、オジー・オズボーンの妻であるシャロン・オズボーンはライヴから引退する前に「お別れを告げる2つの公演」を計画していることを明らかにしている。

ギーザー・バトラーは先日次のように語っている。「オジー・オズボーンとしては来年にアストン・ヴィラの本拠地に戻ってきて、やり遂げたいと思っているんだ。自分は完全にそのつもりだよ。すべてをやり遂げたいんだ。僕とオジー・オズボーンは合意している。でも、他の人は分からないんだ」

何曲かレコーディング・セッションを行うために再結成することはあるかと訊かれると、ギーザー・バトラーは次のように答えている。「そうはならないと思うな。分からないけどさ。最近はテクノロジーがあるから、数曲ということだったら、どうなるか分からないけどね。移動を伴うものにはならないと思うし、同時にスタジオに入ることもないと思う。それだったら、できるんじゃないかな」

トニー・アイオミはオジー・オズボーンの願いに対して次のように語っている。「そんなことになったら素敵だけれど、実現するかどうかは別だからね。でも、様子を見てみるよ。だって、誰にも分かりっこないからね」

今回、ニューヨークのラジオ局「Q104.3」に出演したギーザー・バトラーはオジー・オズボーンがブラック・サバスが最後のショウで幕を閉じることを「切に望んでいる」と説明して、その理由として進行中の健康問題を挙げている。

「彼が私に言っていたのは『ブラック・サバスとして数曲、2〜3曲でも最後のライヴとしてやってもらいたいんだ』ということだった。オジーの最後のライヴであり、ブラック・サバスの最後のライヴだよ」とギーザー・バトラーは続けている。「それで私は『自分は絶対にやるよ』と言ったんだ」

「でも、他のメンバーがやる気なのかどうかは分からない。私とオジーはやるつもりだ。でも、トニー・アイオミとビル・ワードもやってくれるかは分からないね」

ギーザー・バトラーはかつてのバンド仲間との共演が恋しいと続け、今でも定期的にリハーサルを行っていると語っている。「日々の運動の一部みたいになっているんだよ。ジムには行かずに、スタジオに行くんだ」

ビル・ワードと連絡を取っているかと訊かれると、ギーザー・バトラーは次のように答えている。「彼はEメールをやっていなくて、自分は電話が嫌いだからね。だから、奥さんにEメールを送って、それをビル・ワードに伝えてもらっているんだ」

昨年2月、オジー・オズボーンはツアーから引退することを発表して、ヨーロッパ&UK・ツアーの日程をキャンセルしている。しかし、その後もオジー・オズボーンは今後のどこかでステージに戻りたいとも語っている。

昨年11月、オジー・オズボーンは長きにわたる医療処置と手術の末に二度とライヴをしないかもしれないと語っている。

英『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでオジー・オズボーンはいつかステージに戻ってこられることを願っているとしながらも、その機会はないかもしれない「事実を受け入れなきゃいけない」と語っている。

「今は1日1日をありのままで過ごしているけど、もう一度パフォーマンスできることになったら、ぜひやりたいね」とオジー・オズボーンは語っている。「でも、人生でも最高の関係性に別れを告げたのかもしれない。病気になった当初、ツアーを止めた時は自分にも医者にも世間にも本当に腹が立った。でも、時が経つに連れ、『その事実を受け入れなきゃいけないかもしれない』と思うようになったんだ」

オジー・オズボーンは次のように続けている。「歳を取ったからって同情のために中途半端なオジーをやるつもりはない。そんなの、何の意味があるんだ? 車椅子に乗ってやるつもりはない。フィル・コリンズがやってるのを観たんだけど、彼も同じような問題を抱えていて、車椅子でやってたんだ。でも、自分にはできないよ」

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