ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンは『ザ・シンプソンズ』が自分の名前にちなんでビールの名前をつけたと主張している。
ダフ・マッケイガンは2011年刊行の自伝『ダフ・マッケイガン自伝 イッツ・ソー・イージー:アンド・アザー・ライズ』で「新しいアニメ・シリーズを制作している制作会社」から1988年/89年に連絡があり、「大酒飲み」という彼の評判にちなんで、番組の中でビールの名前を「ダフ」にしたいと言われたと述べている。
ダフ・マッケイガンは低予算のアニメだと考えて、その申し出を一笑に付して、「問題ない」と答えたが、ダフが番組に欠かせない存在となり、グッズが世界中に出回るようになると、彼は注目するようになったという。それ以降、『ザ・シンプソンズ』の制作側はダフ・マッケイガンの主張は事実ではないと主張している。
今回、『ステレオガム』のインタヴューでダフ・マッケイガンは『ザ・シンプソンズ』について訊かれると、改めて自身の見解を述べ、自分は「ビールの王様だ」として、そのように書かれたバドワイザーのベルトをステージでも身につけていたと語っている。
「よく聞いてほしいんだけど、俺はダフで、ビールの王様だった。でも、1988年か1989年にマネージメントが電話をしてきて、大学のアート系アニメみたいな会社が俺の名前をビールに使いたいと言ってきたんだ。その時点では大人によるアニメではなかったんだよ」
「ブランディングとか、そういうことは分かってなかったんだけど、アニメは成功して、マーチャンダイズなんかも売られ始めたんだよ。制作者のことを追っかけたりはしなかったけど、『おい、分かってんだろうな』という感じだったね」
ダフ・マッケイガンは次のように続けている。「このことを事実じゃないというのはビジネスとしては賢明だと思うよ。でも、計算してみてほしいんだけど、彼らがビールの王様を始めた時に俺はずっと『キング・オブ・ビアー』のベルトを着けていたんだ」
『ザ・シンプソンズ』側も認めるべきだとインタヴュアーが述べると、ダフ・マッケイガンは次のように語っている。「そうなんだよ。お金を求めているわけじゃないからね」
先日、ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュはAIで生成される音楽についての自身の見解を語っている。
スラッシュは初のブルース・アルバム『オージィ・オブ・ザ・ダムド』を5月17日にリリースしており、それを受けて『バトルグラウンド・ポッドキャスト』のインタヴューを受けている。
AIを音楽を生成することに使うことについてスラッシュは次のように語っている。「この新しい技術についてはすごく興奮しているというわけじゃない。というのも、大抵は人々がすごく使うことになることは分かるからね。それは混乱と誤解を生むだろうし、違ったものでも同じような見た目やサウンドになってしまう。すでにそういうことが起きているのも知っているしね」
「自分はスタジオに入って、バンドでライヴ・レコーディングして、アナログでやるのが好きなんだ。今回のアルバムみたいにね。AIというものについては自分のやっていることに意味ある形で適用できるとは思えないんだよね」とスラッシュは続けている。「自分にとって有用だったり、ユニークだったり、素晴らしいものだったり、そういうのを思いつく人には興味があるけどね。AIに何かを再現させたり、実際に音楽の面でオリジナルなものを作らせたりすることは、僕にはあまりワクワクしないんだ。AIには歌詞を書かせたり、実際にやっていることをやらせたりすることはできるだろうけど、僕はワクワクしないんだよ」
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