コールドプレイは“First Time”というタイトルだと見られるニュー・シングルの一部音源が公開されている。
20秒の音源はコールドプレイのインスタグラムで公開されている。キャプションには「First Time」とのみ綴られている。新曲は2021年発表のアルバム『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』以来となる。
音源が公開された映像はフロントマンのクリス・マーティンがカリフォルニア州サンタモニカのアミューズメント施設「パシフィック・パーク」の前に立つもので、観覧車が光り輝く中でメンバーは通行人として登場している。
クリス・マーティンは曲の中で次のように歌っている。「It feels like I’m falling in love / You’re throwing me a lifeline / Oh, now for the first time / I know we’re not alone(恋に落ちたようだ/君は命綱を投げてくれた/今、初めて、僕らは孤独じゃないと分かる)」
2023年1月、コールドプレイは『ムーン・ミュージック』というタイトルのアルバムが完成間近であることを明かしていた。当時、コールドプレイは新作を「『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』の第二弾」と評しており、「しばらくは世に出ることはない」と述べていた。
コールドプレイは過去に、2025年にアルバムのリリースを止めることを示唆している。2021年、ジョー・ワイリーとのインタヴューでクリス・マーティンはバンドが新曲を書く時期が終わりに来ると語っている。
「言っていいと思うんだけどさ。最後の正式なアルバムを2025年に出して、その後はツアーしかしないと思うね」とクリス・マーティンは語っている。「コラボレーションみたいなことはするだろうけど、コールドプレイのカタログはそこで終わるんだ」
クリス・マーティンは『NME』とのインタヴューでも同様の見解を語っている。「(全部で)12枚のアルバムを作るつもりなんだ。というのも、アルバムを作るのにすべてを注ぎ込むのは大変だからね。大好きだし、素晴らしいことだけど、大変なんだよ」
「そうした挑戦も終わりがあると思うと、新曲を作るのも難しく感じないんだ。『これが俺たちのやることだ』と思えるんだよ」
彼は次のように続けている。「スタジオ・アルバムに関してはやろうと思うというよりはやることになっているという感じなんだ」
コールドプレイは今年のグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務めることが決定している。これは史上初となるグラストンベリー・フェスティバル5度目のヘッドライナーとなり、コールドプレイはこれまでに2002年、2005年、2011年、2016年にヘッドライナーを務めている。
他のヘッドライナーはシザとデュア・リパで、グラストンベリー・フェスティバルは全ステージのタイムテーブルも先日発表されている。
また、コールドプレイは最新ツアーのサステナビリティに関する取り組みについて新たな情報を公表しており、今回のツアーが2016年と2017年に行った前回のスタジアム・ツアーよりもCO2排出量を59%削減し、自分たちの目標である50%を上回ったことを明らかにしている。ライブの成功によって全世界で700万本の植樹が行われたことも明かされており、これは来場者1人につき1本の木を植える公約によるものとなっている。
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