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ブラック・サバスのギタリストであるトニー・アイオミはオジー・オズボーンのブラック・サバスのライヴを最後にもう一度やりたいという願いについて自身の見解を語っている。

先日、オジー・オズボーンはドラマーのビル・ワードが参加したブラック・サバスとしての最後の公演を行う「チャンスがあったら飛びつく」だろうと語っている。

元々、ビル・ワードは2011年11月に発表されたブラック・サバスの再結成に参加する予定になっていたが、その後、契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明している。ビル・ワードはオジー・オズボーンの今回の発言について現時点で言及していない。

しかし、トニー・アイオミはエディ・トランクのラジオ番組で再結成の可能性について自身の見解を語っている。トニー・アイオミは「誰もが」バンドがお金のためだけに再結成すると思っているが、そうではないとして次のように述べている。「そんなことになったら素敵だけれど、実現するかどうかは別だからね。でも、様子を見てみるよ。だって、誰にも分かりっこないからね」

しかし、トニー・アイオミは長期のツアーに参加することはないと語っている。「この年齢になると、現実的に考えないといけないよね。以前やっていたように2年間のツアーに出るということはできない。それにオリジナルのブラック・サバスをまとめようとすると、すべてのコストのせいで長期間やらざるを得なくなるんだよね」

トニー・アイオミは次のように締めくくっている。「実現するとしたら、一度限りだったらいいだろうね」

今年1月、オジー・オズボーンはライヴから引退する前に「お別れを告げる2つの公演」を計画していることが明らかになっている。

妻のシャロン・オズボーンは『カット・ザ・クラップ』の公開収録で次のように語っている。「ツアーをすることはないけど、お別れを告げる2つの公演をやることを計画しているわ。彼は『ファンにお別れを言ってないから、お別れを言いたい』と思っているの」

シャロン・オズボーンは次のように続けている。「彼の声は今も間違いなく完璧よ。休んでいる間もずっと歌のレッスンを受けている。彼の音楽を好きじゃなくても、オジーのことは嫌いになれないわ」

昨年2月、オジー・オズボーンはツアーから引退することを発表して、ヨーロッパ&UK・ツアーの日程をキャンセルしている。しかし、その後もオジー・オズボーンは今後のどこかでステージに戻りたいとも語っている。

昨年11月、オジー・オズボーンは長きにわたる医療処置と手術の末に二度とライヴをしないかもしれないと語っている。

英『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでオジー・オズボーンはいつかステージに戻ってこられることを願っているとしながらも、その機会はないかもしれない「事実を受け入れなきゃいけない」と語っている。

「今は1日1日をありのままで過ごしているけど、もう一度パフォーマンスできることになったら、ぜひやりたいね」とオジー・オズボーンは語っている。「でも、人生でも最高の関係性に別れを告げたのかもしれない。病気になった当初、ツアーを止めた時は自分にも医者にも世間にも本当に腹が立った。でも、時が経つに連れ、『その事実を受け入れなきゃいけないかもしれない』と思うようになったんだ」

オジー・オズボーンは次のように続けている。「歳を取ったからって同情のために中途半端なオジーをやるつもりはない。そんなの、何の意味があるんだ? 車椅子に乗ってやるつもりはない。フィル・コリンズがやってるのを観たんだけど、彼も同じような問題を抱えていて、車椅子でやってたんだ。でも、自分にはできないよ」

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