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ブラーはバンドの再始動と8年ぶりのアルバムのリリースを追った長編ドキュメンタリー『トゥ・ジ・エンド』の詳細とトレイラー映像が公開されている。

今年2月、ブラーはライヴ映像作品とドキュメンタリーという2つの映像作品が公開されることが発表されていた。

今回、ブラーはドキュメンタリーのタイトルが『トゥ・ジ・エンド』になることを発表しており、プレス・リリースによれば7月19日にイギリスで劇場上映されることが決定している。

プレス・リリースには次のように記されている。「30年以上にわたってバンドメイトを続けてきたデーモン・アルバーン、グレアム・コクソン、アレックス・ジェームス、デイヴ・ロウントゥリーの4人が昨年7月に行われることになった初となるロンドンのウェンブリー・スタジアムを控える中で2023年初頭に再び集まって新曲をレコーディングした、その友人関係を追ったものになります」

ウェンブリー・スタジアム公演の模様はライヴ映像作品『ブラー:ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』としてリリースされる。

『トゥ・ジ・エンド』のトレイラー映像はこちらから。

「ここ10年間、ほとんど連絡を取っていなかった。前に活動を休止した時もアルバムを作るのにここまで長くはかからなかった。でも、4人が一つの部屋に集まってすぐに素晴らしいことになったんだ。19歳の時とまったく同じだったよ」とアレックス・ジェームスはドキュメンタリーについて述べている。

グレアム・コクソンは次のように続けている。「90年代は非常に強烈な時期だった。恋愛とか結婚とか、そういうものと同じようなレベルだったんだ。離れている間は他の友人関係だったり、自分を回復させるのに必要な時期だったと言っていいと思う」

『ザ・バラード・オブ・ダーレン』をレコーディングするために集まった経緯についてデーモン・アルバーンは次のように語っている。「誰ももう1枚アルバムを作ることになるなんて思っていなかった。特にこんなふうなアルバムはね。だから、挑戦して、できる限りいいものにしたいと思ったんだと思う」

「僕らは全員すごく複雑な人生を送ってきたからね。今回、4人だけで一緒に過ごせてラッキーだったよ。それが素晴らしいところだったんじゃないかな」

『トゥ・ジ・エンド』と『ブラー:ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』は共に映像制作会社の「アップ・ザ・ゲーム」のジョシュ・コノリーがプロデューサーを務め、トビー・Lが監督を務めている。両者はこれまでに『リアム・ギャラガー:ネブワース22』、『オリヴィア・ロドリゴ:サワー・プロム』、『フォールズ:リップ・アップ・ザ・ロード』を手掛けている。

トビー・Lは『トゥ・ジ・エンド』について次のように語っている。「『トゥ・ジ・エンド』は人間関係、モチベーション、そして死について間近で追ったものであり、長い友人たちが共に克服すべき新たな旅路を見つけたことを映像と音で描いたものになります」

「これまでも頻繁にドキュメンタリーが作られてきたバンドを追うという点についてプロジェクトの開始時に話し合い、この作品が新しい物語を語るものであり、すべて現場で撮影され、なんといっても正直なものにしようということで合意しました。本作は人々に観てほしいもの、そしてなにより感じてほしいものになっています」

ブラーについては未公開シーンを含めて修復された“Parklife”のミュージック・ビデオが公開されている。

一方、ブラーのデーモン・アルバーンは現地時間4月20日にコーチェラ・フェスティバルで行ったパフォーマンスが「おそらく自分たちの最後のライヴになる」と語っている。

デーモン・アルバーンは昨年12月の時点でブラーの活動を休止するとして「自分としてはもういい」と語っていた。

「このキャンペーンも締めくくる時だね」と彼は語っている。「自分としてはもういいんだ。やるべきことだったし、こうした曲をもう一度演奏して、連中と一緒の時間を過ごし、アルバムを作れたことなんかはものすごく光栄だったよ」

デーモン・アルバーンは次のように続けている。「もうやらないと言っているわけじゃない。素晴らしい成功だったよ。でも、過去にしがみつきたくはないんだ」

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