ザ・リバティーンズはマーゲイトにある自身のホテル、ジ・アルビオン・ルームスのためにジム・モリソンが亡くなったバスタブを購入したことが明らかになっている。
ザ・リバティーンズは通算4作目のアルバム『オール・クワイエット・オン・ザ・イースタン・エスプラネイド』を4月5日にリリースしている。
アップル・ミュージックのマット・ウィルキンソンとのインタヴューでピート・ドハーティとカール・バラーは自身のホテルとスタジオをオープンするという夢を達成したことについて語っている。
「ジム・モリソンが亡くなったバスタブもあるんだ。部屋の一つに入れようと思っているんだけどね」とピート・ドハーティは語っている。
ジム・モリソンは27歳の時に1971年にパリで亡くなっている。ジム・モリソンは滞在していたアパートのバスタブで発見されており、公式な死因は心不全とされている。しかし。当時のフランスの法律により事件性が疑われなかったため、検視は行われていない。
ピート・ドハーティは次のように続けている。「妻の従兄弟に知り合いの人物がいるんだけど、その人の従兄弟が大家だったんだ。その人は音楽に興味もなければ、音楽を巡る逸話にも興味がなくて、ただ、このバスタブを買い取ろうとしている人がいるという話をしていたんだ」
「彼はそれを望んでいなかった。あれでお金をもうけるなんてゾッとする話だと思っているみたいでね。それで『うちのホテルに持っていくのはどう?』ということになったんだ」
ピート・ドハーティは次のように続けている。「このことをカールに話したら、カールは長年にわたって僕のことを知っているから、誇張したり嘘をついたりすることもあるのを知っているわけだけど、これは正直な本当の話で、実際にあったんだよ」
カール・バラーも別にロックにまつわる一品を購入したとのことで、それはジミ・ヘンドリックスのコートだという。「オークションで買ってみればと説得されたんだよね。安かったんだ」とカール・バラーは語っている。
「その時はアンドレ3000がジミ・ヘンドリックスを演じた映画『JIMI:栄光への軌跡』が公開されるからってね。それで、ジミ・ヘンドリックスの遺品やなんかが再び活発化することになったんだよ」
カール・バラ―はインタヴューで次のようにも語っている。「大きな野望をもってホテルを立ち上げたんだけど、多くの目標が叶ったんだ」
「自分としては懸命に、運営なんかのことでやらなきゃいけないことがたくさんあったんだけど、今は大体のことはやり遂げたと思う。必要なのは泊まることのできるスタジオだったんだよね。もう道路を突き進む必要はないんだ」
カール・バラ―はオープン時に『NME』にホテルの案内をして、次のように語っている。「バンド・メンバーは別の3つの国で暮らしているから、こういう場所がないと、一緒にいるのはツアー・スケジュールだけになってしまうんだよ」
「こうやって自分たちの本拠地を同じ割合で所有して、同じ割合で意見することは夢だったんだ」とカール・バラ―は続けている。
昨年10月、ピート・ドハーティは『NME』に次のように語っている。「これまでのアルバムはスタジオに入る前に曲を書いたけど、今回はそれぞれが強いアイディアを提示して、全員で腕をまくって、いろいろ話をしたんだよ」
「このアルバムでは曲のことを分かっていると思っていたのに、まったく違うものになるということが何度もあったんだ」
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