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オアシスは“Supersonic”の30周年を記念して、フィジカルのシングルを再リリースすることが決定している。

“Supersonic”は1994年4月11日にオアシスのデビュー・シングルとしてリリースされ、ファースト・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』に収録されている。

オアシスのディスコグラフィーでも最も成功を収めた1曲だが、“Supersonic”は元々はデモとして制作されたもので、他のメンバーがランチ休憩を取っている間にノエル・ギャラガーがスタジオで作曲した曲と言われている。

1993年12月19日にリヴァプールのピンク・ミュージアム・スタジオでレコーディングされた“Supersonic”はオアシスとレコーディング・エンジニアのマーク・コイルによるプロデュースとなっている。

今回、30周年を記念してリアム・ギャラガーは“Supersonic”がフィジカルのシングルとして再リリースされることが発表されている。

「“Supersonic”の30周年を記念して、オリジナルのCDシングルとパール・カラーの限定ナンバリング7インチが2024年4月12日にリリースされるよ」とリアム・ギャラガーはインスタグラムで述べている。

7インチのシングルにはBサイドとして“Take Me Away”が収録される。

ツアーDJのフィル・スミスによれば、“Supersonic”の制作にはわずか100ポンドしかかかっておらず、デモのテイクから再レコーディングは行われず、リアム・ギャラガーのワン・テイクのヴォーカルが収録されているという。“Supersonic”は全英シングル・チャートの31位、全英インディペンデント・シングル・チャートで2位を記録しており、アメリカで初めてチャート入りした楽曲となっている。

元々は“Bring It on Down”がデビュー・シングルになる予定だったが、トニー・マッキャロルのドラムを巡って意見が一致せず、この時のレコーディング音源は最終的にお蔵入りとなっている。そこからリード・シングルとしてバンドは“I Will Believe”をレコーディングしようとしたが、80年代前半のインディ・ポップ・ソングのようなサウンドになったため、こちらもお蔵入りになったという。

再発盤のトラックリストは以下の通り。

■7インチVinyl
A1. Supersonic
B1. Take Me Away

■12㎝CDシングル
1. Supersonic
2. Take Me Away
3. I Will Believe (Live)
4. Columbia (White Label Demo)

昨年、ノエル・ギャラガーは今年『ディフィニトリー・メイビー』の30周年盤が発売される予定であることを明かしている。

一方、リアム・ギャラガーは30周年を記念して『ディフィニトリー・メイビー』を全編演奏するライヴを行うことを発表している。

先日、リアム・ギャラガーはオアシスの『ディフィニトリー・メイビー』30周年ツアーでノエル・ギャラガーに再結成の声をかけたが、「断られた」と語っている。「ノエル? あいつはやらないよ」と彼は語っている。

「あいつには電話したんだ。俺のスタッフがノエルのマネージメントに電話したんだよ。オアシスの件でオファーを出して交渉したんだ。俺たちにもオファーがあったからね。そうしたら、あいつはやらないと言った。巨大なツアーで、デカい金になるだろうね。でも、分かるよ。あいつは離婚の件を抱えていたんだ。それで、あいつなしで『ディフィニトリー・メイビー』のツアーをやって、素敵な時間を過ごすことにしたんだ」

また、リアム・ギャラガーはオアシスを解散に追い込むことになった諍いについてノエルのほうにも「悪い感情は残っていない」として、再結成のために「チョコレートの箱を送る」と語っている。

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