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コールドプレイのライヴにヘリコプターで訪れたフィリピン大統領が批判されている。

コールドプレイは最新作『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』を引っ提げたワールド・ツアーを環境面での持続可能性に配慮しながら行っている。ツアーは2022年3月に南米で始まり、アメリカとヨーロッパを経て、アジアとオーストラリアを回っている。

コールドプレイは現地時間1月19日にフィリピン・アリーナで公演を行っており、フィリピン大統領のフェルディナンド・マルコス・ジュニアと妻も訪れている。

ライヴに先立ってフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領はヘリコプターで会場を訪れたことが目撃されており、コールドプレイのエコフレンドリーな取り組みに反するものだと多くの批判を受けることとなっている。

「フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領はマラカニアン宮殿から32kmにヘリコプターで訪れた。環境保護のふりをしてジープニーの廃止を進めるのと同じマルコスがコンサートにヘリコプターで乗り付けたんだ」とある人物は述べている。

批判を受けてフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の警護グループのトップであるジーザス・ネルソン・モラレス准将はヘリコプターでの移動は交通の便が悪かったためであり、「コンサートに熱狂的に参加する4万人の前例のない殺到」によって警備上のリスクが生じていたと説明している。

ジーザス・ネルソン・モラレス准将は「我が国の指導者の安全と健康を維持する上で極めて重要なこれらの措置への理解と応援」を求めている。

コールドプレイは昨年発表された資料によると、直近のワールド・ツアーでは二酸化炭素排出量がほぼ半分に削減されたことが明らかになっている。『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』ワールド・ツアーは2016年から2017年にかけて行われた『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』ツアーより47%削減されている。

コールドプレイはこれを受けて次のように述べている。「これはいい始まりとなりました。私たちの素晴らしいクルーが非常に誇りに思えるものとなりました。しかし、明らかにまだ改善の余地もあります」

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