クイーンのギタリストであるブライアン・メイはブラック・サバスのトニー・アイオミと“Paranoid”で共演する映像が公開されている。
ブライアン・メイとトニー・アイオミはギターをテーマとしたスカイ・アーツのドキュメンタリー『グレイテスト・ギター・リフ』に出演しており、その一部映像が公開されている。「ギター・リフについて話すために友人であるブライアン・メイと席を囲んだんだ」とトニー・アイオミはナレーションで語っている。「最初に会ったのは70年代初頭で、それ以来、親友なんだよ」
ブライアン・メイとトニー・アイオミはブライアン・メイが参加したブラック・サバスとのリハーサルについて振り返り、バンドが止めた後も二人だけでジャムを続けていたという。「ジャムをやっていたんだけど、演奏を続けるうちに我々の二つのアンプ以外、機材が片付けられていったんだ」とトニー・アイオミは語っている。「みんな飽きて、いなくなったんだよ」とブライアン・メイは続けている。
ブライアン・メイがトニー・アイオミに「リフはどこから生まれてくるのか」と尋ねると、トニー・アイオミは「分からない。内側からだよ」と答えている。「普通はジャム・セッションをしながら、何かを弾くと、オジー・オズボーンが『今のは何だ?』と訊いてくるんだ。その時はいい感じなんだ」二人は“Paranoid”のリフができた経緯について語り、あの曲はアルバムでも最後に追加されたという。
「アルバムを埋める十分な曲数がなかったんだ。それでプロデューサーに『もう1曲必要だよ』と言われたんだ」とトニー・アイオミは語っている。「それで2分半以上あったらダメな状況でね。僕らは5分以下の曲なんか書いたことがなかったんだよ」トニー・アイオミはバンドのメンバーが夕食に行っている間にあのリフを思いついたという。
公開された映像は二人が“Paranoid”を演奏する形で締めくくられている。「参加すると冒涜になるんじゃないかな」とブライアン・メイは語りつつも、ジャムを終えて、「素晴らしいリフだね。今後も残っていくね」と述べている。
先日、トニー・アイオミはシステム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンとコラボレーションした曲をギブソンのレーベルからリリースしている。“Deconstruction”というこの曲はギブソンのCEOであるセザール・グイキアンとの共作で、ギブソン・バンド名義でリリースされている。このチャリティ・シングルはアルメニアのアルツァフ難民支援活動のためにリリースされている。
“Deconstruction”の音源はこちらから。
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