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イスラエルのヘヴィ・メタル・バンドであるペサフォニーのドラマーであるヨタム・ハイムはハマスの戦闘員と間違えられて、イスラエル国防軍に殺害されている。

BBCニュースによれば、3人のイスラエル人の人質は脅威を感じた兵士がテロリストと見なして発砲したことで殺害されたという。

イスラエル軍の報道官が匿名で語ったところによれば、人質はいずれも20代で、ガザ地区北東部のシュジャイヤで殺害されており、残飯を使って助けを求めるメッセージを書いていたという。

人質は兵士から数十メートル離れた場所におり、シャツを脱いで建物から出てきて、一人は白い布を巻き付けた棒を持っていたとされている。

イスラエル国防軍は「この事件に深い反省の意を表し、遺族に心からのお悔やみを申し上げている」と述べている。

ヨタム・ハイムはイスラエル南部でハマス軍が奇襲攻撃を仕掛け、約1200人が死亡、約240人が人質に取られた10月7日にテルアビブで開催される音楽フェスティバルに出演予定となっていた。

12月10日時点でガザ保健省によれば、イスラエル軍の報復攻撃により約18000人のパレスチナ人が殺害されており、49500人が怪我を負っている。

イスラエルとハマスの戦闘は7日間の停戦を経て、今月再開されている。エンタテインメント界からは直ちに停戦を求める声が上がっている。

デュア・リパ、マイケル・スタイプ、ケイト・ブランシェットといった有名人はジョー・バイデン大統領にガザの停戦を求める公開書簡に署名している。

また、パルプやルーシー・ダッカス、スリーター・キニーら、4000組以上のアーティストがミュージック・フォー・パレスチナの下に停戦を求める公開書簡にも署名している。

「私たちは自由、正義、平等な権利を求めるパレスチナの人々の闘いに共感して声を上げています。私たちは説明責任を果たして、不正義と闘い、自由と公正な平和と尊厳を追求するために、平和的手段を主張し、それに従事する世界中の草の根の活動家とアーティストの自由を支持します」

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