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マドンナは現地時間12月6日にロンドンのO2アリーナで「セレブレイション」ヨーロッパ・ツアーの最後となる公演を行い、ステラ・マッカートニーをステージに迎えている。

マドンナのスポークスパーソンはロンドンのノース・グリニッジ駅にあるO2アリーナまで地下鉄で移動したことを明らかにしており、マドンナは内省的なムードだったという。

「ロンドン、信じられないわ。これが最後の公演なの」とマドンナは“Burning Up”の紹介時にバドワイザーを飲みながら観客に語っている。「終わらせるのに、なんて輝かしい場所なの。ツアーの今回の期間は終わる。ここまで来られたことに私も驚いているの。時が経つのが早くて、みんなも知っていると思うけど、時は娼婦と言うでしょ。いつでもしてくれる。まあ、クリシェだけど、いい言葉だから、クリシェになるのよ」

「とにかく私のヨーロッパ・ツアーを終わらせるのに、これ以上の場所は考えられないわ。ツアーを経ても、こうやって立ってられることに感謝している。私がどんなことを経験してきたか、みんなは知らないだろうけど、後々に分かることになるわ」

“Vogue”ではこれまで女優のデビ・メイザー、ドナテラ・ヴェルサーチェ、ジャン・ポール・ゴルチエ、ディプロ、FKAツイッグスといったゲストが迎えられてきたが、ヨーロッパ・ツアーの最終日にはデザイナーのステラ・マッカートニーが迎えられている。

パフォーマンスはプリンス、マイケル・ジャクソン、シネイド・オコナー、デヴィッド・ボウイ、AIDSの犠牲者に追悼の意を表しながら進み、シアトリカルな演出と共に、マドンナの人生、キャリア、その長さの証明とも言える世間を騒がしてきたことに焦点が当てられている。

この日のセットリストは以下の通り。

‘Nothing Really Matters’
‘Everybody’
‘Into The Groove’
‘Burning Up’
‘Open Your Heart’
‘Holiday’
‘Live To Tell’
‘Like A Prayer’
‘Erotica’
‘Justify My Love’
‘Fever’
‘Hung Up’
‘Bad Girl’
‘Vogue’
‘Human Nature’
‘Crazy For You’
‘Die Another Day’
‘Don’t Tell Me’
‘Mother And Father’
‘Little Star’
‘I Will Survive’
‘La Isla Bonita’
‘Don’t Cry For Me Argentina’
‘Bedtime Story’
‘Ray Of Light’
‘Rain’
‘Bitch I’m Madonna’
‘Celebration’

マドンナのヨーロッパ・ツアーは現時点でこの公演が最後となるが、マドンナは2024年のグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務めるのではないかと強く噂されている。グラストンベリー・フェスティバルの主催者であるエミリー・イーヴィスは初日の公演を受けて「素晴らしい復帰だった」と述べており、コールドプレイとデュア・リパと共にヘッドライナーを務めると報じられている。

アメリカ・ツアーは12月13日のニューヨークのバークレイズ・センター公演から始まり、4月まで行われることが決定している。

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