マイケル・ジャクソンは初のスタジオ・セッションの音源が限定パッケージでリリースされる予定となっている。
この56年前の音源はマイケル・ジャクソンが8歳の時のもので、兄弟と共にシカゴのワン・ダフル・スタジオに入っている。
1967年7月13日に行われたセッションでジャクソン5は“Big Boy”という曲をレコーディングしており、マイケル・ジャクソンの声がテープに収録されたのはこの時が初めてとなっている。
今回、この曲がデジタル・フォーマットでリリースされるのは初めてとなり、限定盤もリリースされる。この音源は12月7日にリリースされ、楽曲の所有者であるレコードプールとスウェーデンのブロックチェーン・ベースの音楽・印税マーケットプレイスであるアナザーブロックとのコラボレーションとなる。
この音源は「オープン・エディション」と「リミテッド・エディション」の2種類でリリースされ、オープン・エディションは25ドルとなり、購入するとアナザーブロックのプレイヤーからのアクセスが可能となり、マスター・テープと契約書の画像が提供され、曲のステムもダウンロード可能となり、Bサイドとして“Michael (the Lover)”と“My Girl”のステムもダウンロードできる。
リミテッド・エディションの価格は100ドルとなり、オープン・エディションの内容に加え、1967年のスティールダウン・セッションより8曲の音源とステムがダウンロードできる。含まれるのは“Big Boy (Steeltown Version)”、“We Don’t Have to Be Over 21 (To Fall in Love)”、“You’ve Changed”、“Tracks of My Tears”、“Lonely Heart”、“Saturday Night at the Movies”、“Stormy Monday”、“Under the Boardwalk”が追加される。
売上の一部は非営利団体のレガシー・ファウンデーションに寄付される。詳細はこちらから。
「熱心なマイケル・ジャクソンのファンとして、音楽史に残る重要な音源を紹介して、ジャクソン5の初期の逸話を広げられることに興奮しています」とアナザーブロックのCEOであるマイケル・D・トラウレイは語っている。「私たちは音源、その意味、歴史、物語を語る最適な方法について何度も長い議論を交わしました。全体としてすべてをまとめるのに約6ヶ月がかかりました」
“Big Boy”の音源は2009年にジャーナリストのジェイク・オースティンによって発見されている。ジャクソン5がファースト・シングルとしてリリースしたのはワン・ダフル・スタジオで収録された音源ではなく、6ヶ月後にスティールタウン・レコードで収録された音源となっていた。
「曲によっては、特にこの曲の場合、同じ日にリリースされた数多の曲の中で迷子にならないように特別な家が必要であることは明らかです」とマイケル・D・トラウレイは続けている。「オリジナルの写真と共にジャクソン5の初期を深く掘り下げてくれることになるでしょう」
先日、マイケル・ジャクソンは80年代に着ていたレザー・ジャケットがオークションで30万6000ドル(約4500万円)の値を付けたことが明らかになっている。
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