Photo: GETTY

シャキーラはスペインでの2件の脱税容疑について当局との長い争いに決着を付けている。

シャキーラはタックスヘイヴンに拠点を置く海外企業を使って複数年にわたって税の支払いを回避してきたと言われている。

最初に不正納税の容疑がかけられたのは2021年7月のことで、シャキーラが2012年から2014年にかけてかなりの期間スペインで暮らしていたため納税すべきだとバルセロナの検察当局は求めている。

もう1件の容疑が持ち上がったのは2ヶ月前で、再びスペインでの脱税で起訴されている。この時、検察当局はシャキーラが2018年の収入から670万ユーロ(約10億円)の税金を支払っていないと主張している。

全部でスペインの税務当局はシャキーラに1450万ユーロ(約23億円)の税の支払いを求めており、今月裁判が予定されていた。もし有罪になれば、シャキーラは多額の罰金だけでなく、最大8年の禁固刑に処されると報じられていた。

今回、新たな声明でシャキーラはスペイン当局との話し合いを解決して、「精神的な負担」を理由に裁判にはしないことにしたと発表している。

「キャリアを通して常に正しいことを行い、人々のために肯定的な手本を示すよう努めてきました。それは時に最善の助言を得るために仕事面でも私生活でも金銭的な決断について一歩踏み出すことを意味します」と声明は始まっている。

「残念ながら、このような努力にもかかわらず、スペインの税務当局は多くのプロ・アスリートや著名人にしてきたように私の件も追及して、何年にもわたってそのような人々のエネルギー、時間、平穏を消耗させてきました」

「弁護士たちが私に有利な判決を下すと信じていた裁判で私は自分の無実を守る決意を固めていましたが、この闘いで母親が個人的な幸福を犠牲にする姿を見たくない子供たちのことを考え、最終的にこの問題を解決することにしました」

「ここ数年のストレスや精神的な負担を乗り越え、私が愛するもの――子どもたちやワールド・ツアー、ニュー・アルバムといったキャリアに訪れるチャンスに集中しなければなりません。ワールド・ツアーもニュー・アルバムも、どちらもものすごく楽しみにしています。このような不当な扱いと最後まで戦ってきた人たちをとても尊敬していますが、今の私にとっての勝利とは子供たちとキャリアのために時間を取り戻すことです」

シャキーラは2021年に初めて疑惑が持ち上がって以来、すべての容疑を強く否定している。シャキーラは当時の彼女の会計上の居住地はバハマであるとして、容疑を「フィクション」と評し、支払うべきものは支払ったと主張していた。

シャキーラの弁護士はスペイン税務局が「彼女の権利を侵害し、根拠のない訴訟を続けている」と述べていた。シンガーと当局の間の解決についての正確な詳細は明らかにされていない。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ