Photo: Danny Clinch/Press

スパークルホースはフロントマンのマーク・リンカスが生前に書いたアルバムより“Listening to the Higsons”の音源が公開されている。

アルバムは2009年にマーク・リンカスによって書かれたもので、2006年発表の『ドレムト・フォー・ライト・イヤーズ・イン・ザ・ベリー・オブ・ア・マウンテン』に続く通算5作目になるはずだった。スティーヴ・アルビニと共にスタティック・キング・スタジオでレコーディングは行われたが、2010年3月のマーク・リンカスの自殺を受けて制作は中止されている。享年47歳だった。

“Listening to the Higsons”の音源はこちらから。

亡くなってから13年が経つが、兄弟のマット・リンカスと義理の姉妹であるメリッサはアルバムを再検証して、追悼の意を表してアルバムをリリースすることを発表している。

「これまでで最も大変な決断でした」とマット・リンカスはアルバムのリリースについて述べている。「人生を通して知っている人でも、兄弟でも親友でも、他の人の芸術について取捨選択をするというのは難しいことでした。違う方向に持って行きたくないと多くの会話を交わしました。そこにあるものを世に出したかったのです」

プロジェクトを再検証する中で2人は完成間近の『バード・マシーン』というアルバムを発見し、信頼できるミュージシャンに協力を仰いで、完成させたという。「まるで曲が教えてくれるようでした」とメリッサは説明している。「マークはこれらの曲でコミュニケーションを取ってくれました。私たちはそれを伝えるために最善を尽くしただけです」

プロデューサーはアラン・ウェザーヘッドが務め、ジョエル・ハミルトンがミックスを担当している。過去にもスパークルホースと仕事をしてきたグレッグ・カルビがマスタリングを手掛けている。

アルバム『バード・マシーン』は9月8日にリリースされる。アルバムのトラックリストは以下の通り。

1. It Will Never Stop
2. Kind Ghosts
3. Evening Star Supercharger
4. O Child
5. Falling Down
6. I Fucked It Up
7. Hello Lord
8. Daddy’s Gone
9. Chaos of the Universe
10. Listening to the Higsons
11. Everybody’s Gone to Sleep
12. Scull of Lucia
13. Blue
14. Stay

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