ブラーのベーシストであるアレックス・ジェームスはブラーに復帰するほうが子育てよりも「気が楽だ」と語っている。
ブラーはウェンブリー・スタジアムでの2公演を含む大規模公演を現在、ヨーロッパで行っており、通算9作目となるアルバム『ザ・バラード・オブ・ダーレン』も7月21日にリリースされている。
しかし、先日のインタヴューによると、アレックス・ジェームスにとってバンドに戻ることは常時の子育てに較べれば、適応しやすい余裕のあるものだったという。
ポッドキャスト『ペアレンティング・ヘル』に出演したアレックス・ジェームスはコッツウォルズの農場でチーズ生産者になる前にした発言、「ドラッグと酒に100万ポンド」を使ったことがあるという発言について振り返っている。
「でっち上げだったんだけど、みんなが信じてしまってね。でも、今になってあの発言に悩まされているんだ」とアレックス・ジェームスは語っている。
「ロック・バンドでベースを弾くなんて、子育てに較べれば簡単過ぎることだよ。ブラーの世界に戻った時というのは気が楽だからね」
アレックス・ジェームスは5人の子どもたちが自分よりも「ロックンロール」なライフスタイルを送っているとして、子どもたちのパーティーが計り知れないもので「それが怖い」と語っている。「16歳の誕生日がその中でも最悪のものだと思うね。16歳の時のパーティーに匹敵するものはないよ。実のところ、ロックンロールも太刀打ちできないんじゃないかな」
「16歳の頃というのはスピードボートに乗っていて、どれだけの速さかを知りたがっている。18歳ぐらいになると、どのあたりが限界か分かってくるんだけどさ」とアレックス・ジェームスは続けている。「(自身の農場で開催しているビッグ・)フェスティバルで16歳の誕生日をやらせようとしたんだけど、それだと管轄責任が僕じゃなくなってしまう。恐ろしくなるよね。それが怖いんだ」
アレックス・ジェームスはブラーでのツアー生活と自宅での暮らしの違いについても『レッド・マガジン』で言及している。「前回、ツアーに出た時は子どもを学校で降ろしてから、メキシコシティに飛んだんだ。そっちでは空港やホテルでたくさんの人が待っていてくれて、会場に着いたらスタジアムだったんだ。大きかったね」
「でも、その後に家に帰ったら、洗い物もしなきゃいけないし、子どもには『バカなことは止めて』なんて言われるんだよ」
ブラーは新作『ザ・バラード・オブ・ダーレン』のデラックス・エディションに収録されている“The Rabbi”と“The Swan”の2曲がストリーミング・サービスでも配信されている。
デラックス・エディションのみに収録の“The Rabbi”と“The Swan”は、ブラーらしいサウンドで、“The Swan”がメロウなバラードなのに対して、“The Rabbi”は明るいアップビートな曲となっている。
また、ブラーはニュー・アルバムを全編演奏するライヴを世界配信することも決定している。新作を全編演奏するライヴは現地時間7月25日にイヴェンタム・アポロで行われる。アルバムを最初から最後まで演奏するライヴは一回限りで、今回のみになると謳われている。
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